どうも!路上役者亮佑です!
前回のブログでは、『「1人で路上ライブをする」最も大変なこと4選』を書きました。
大変なことだけを書くと、欠点だけを挙げつらねたみたいで可哀想だし、
一人で路上ライブをする長所だってたくさんあるので、今日は良いところについて書いていきたいと思います!
〜目次〜
- 【①稼ぎを独り占めできる】
- 【②技術的な成長につながる】
- 【③人間的な成長につながる】
- 【④自信がつく】
- 【⑤打ち合わせや練習が要らない】
- 【⑥自分が好きなときに始め、好きなときにやめられる】
- 【⑦見た目でスゲエ得する、頑張ってるアピールになる】
- 【最後に】
【①稼ぎを独り占めできる】
最初に金銭関連を挙げてしまうところが、何とも僕のガメツさと性格の悪さを表していますね。
でも、間違いなく大きな長所の一つです。
路上ライブをやっている人って、グループよりソロのほうが多いですよね。
さらに、路上ライブのみで生計を立てている人に限定すると、その特徴はより顕著になるんじゃないかと思います。
稼ぎを独り占めできるのは、やはり大きい。
僕も何度か二人で路上をやったことがありますが、
一人で5000円稼ぐより、二人で10000円稼ぐほうが難しいです。
ソロで路上ライブをしている一人として、
おひねりの独占禁止法がなくてよかったなと思っています。
【②技術的な成長につながる】
一人で路上ライブをやっていると、
「下手くそ!」とか「面白くない!」と言われた場合の責任転嫁はもちろん出来ません。
全て自分一人で受け止めなければならない。
そして、見てくれた人を満足させられなかった原因は、全て自分にあります。
見てくれた人を楽しませられないことは、
エンターテイナーとして当然、避けたい。
「どうすればより多くの人を楽しませられるだろうか?」
と、自問自答し続けることは、間違いなく表現者としての技術的な成長につながります。
【③人間的な成長につながる】
自分一人で受け止めなければならないのは、楽しませられなかった時だけではありません。
小馬鹿にされたり、後ろ指を刺されたりするときも同じように、全部自分で受け止めなければいけない。
(↓本当に、こういうおばさんとか実在する)
それによって、ときにやる気が削がれたり、
路上に立つのが怖くなったりしたとしても、乗り越えなければいけない。
簡単なことではないですが、嫌なことを一つ一つ乗り越えていくことは、間違いなく精神的な成長につながります。
精神的な成長は人間的な成長につながり、人間的な成長は表現者としての成長につながる。
人間的に成長できることは、一人で路上をする際の、とても良いところの一つですね。
【④自信がつく】
裏を返せば、悪いことだけではなく、良いことを言われたときだって、自分一人の責任です。
「自分一人の力で褒められた」という事実は、とてつもない自信につながります。
自作の表現物を自演し、それを誰かに気に入ってもらえた瞬間は文字通り、この上ない喜びです。
【⑤打ち合わせや練習が要らない】
僕は一人で路上芝居をしていますが、もし二人でやるとなったら、
①いつ・どこで・何を・どのようにやるか?
②脚本を書く、練る、直す
③稽古を重ねる
と、やるまでに少なくとも3つの工程を踏まなければなりません。
しかし一人だと、これらを全て一人で自由に決め、実行できます。
さらに、打ち合わせや練習のときに最も面倒くさい、
「この日はどう?」
「あ、俺ダメだわ。この日は?」
「俺ダメだわ」
のダメダメ押し問答をせずに済みます。
自分のペースで、スピーディーに全てを決められる。
最高です。
【⑥自分が好きなときに始め、好きなときにやめられる】
さらに、実際に路上をやるときでも、
「今日やりてえな!」と血が騒いだ瞬間に始め、
「もう今日はいいや」と飽きた瞬間にやめることができます。
もし二人の場合は、
「今日やりたいのに、次に予定が合うのは1週間後か・・・」
と、恋焦がれることになります。
一人だと、好きなときに始め、好きなときにやめられる。
独身は自由だと言いますが、一人での路上ライブも同様に、とても自由です。
【⑦見た目でスゲエ得する、頑張ってるアピールになる】
二人以上のグループより一人のほうが、
なんとなくですが、圧倒的に「頑張ってる感じ」がします。
「一人でスゴイ!」や「これを一人でやっているのに感動しました」
と声をかけられたのは、一度や二度じゃありません。
二人でやるより一人のほうが勇気が必要なので、
「アイツ、一人で頑張ってるな」と感じてもらえる。
そして、そのガッツに感動してもらえる。
表現者は心を動かすことが仕事ですが、
心の動かし方は、何もパフォーマンスだけじゃなくてもいい。
「一人で戦っている姿」に心動かされる人もいる。
そんな感じで、見た目で得します。
大事です。
【最後に】
たしかに、たった一人で路上ライブをすることは、
最初は不安が大きいかもしれません。
僕も最初は「怖い」とか「何か言われたりするんじゃないか」とか、
とりとめもない不安がたくさんありました。
しかし実際にやってみると、やる前に抱えていた不安のほとんどは取り越し苦労で、
やる前には想像もできなかった、素晴らしい経験がたくさんできました。
「早く行きたいなら一人で行け、遠くに行きたいならみんなで行け」
というアフリカのことわざがありますが、一人でやる際の一番の武器はやはり「スピード」です。
言ってしまえば、今からでも始められる。
路上には、スゲエ良い世界が広がっています。
最初は不安ですが、サクッと始めて、サクッと良い世界を体感しちゃいましょう!
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