俺は路上で生きていく

路上での一人芝居のみで生計を立てる路上役者のブログ

「1人で路上ライブをする」スゲエ良いところを7つ挙げてみた

 

どうも!路上役者亮佑です!

 

前回のブログでは、『「1人で路上ライブをする」最も大変なこと4選』を書きました。

 

大変なことだけを書くと、欠点だけを挙げつらねたみたいで可哀想だし、

一人で路上ライブをする長所だってたくさんあるので、今日は良いところについて書いていきたいと思います!

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〜目次〜

 


【①稼ぎを独り占めできる】

 

最初に金銭関連を挙げてしまうところが、何とも僕のガメツさと性格の悪さを表していますね。


でも、間違いなく大きな長所の一つです。

 

路上ライブをやっている人って、グループよりソロのほうが多いですよね。

さらに、路上ライブのみで生計を立てている人に限定すると、その特徴はより顕著になるんじゃないかと思います。

 

稼ぎを独り占めできるのは、やはり大きい。

 

僕も何度か二人で路上をやったことがありますが、

一人で5000円稼ぐより、二人で10000円稼ぐほうが難しいです。

 

ソロで路上ライブをしている一人として、

おひねりの独占禁止法がなくてよかったなと思っています。

 


【②技術的な成長につながる】


一人で路上ライブをやっていると、

「下手くそ!」とか「面白くない!」と言われた場合の責任転嫁はもちろん出来ません。

全て自分一人で受け止めなければならない。

 

そして、見てくれた人を満足させられなかった原因は、全て自分にあります。

 

見てくれた人を楽しませられないことは、

エンターテイナーとして当然、避けたい。

 

「どうすればより多くの人を楽しませられるだろうか?」

と、自問自答し続けることは、間違いなく表現者としての技術的な成長につながります

 


【③人間的な成長につながる】


自分一人で受け止めなければならないのは、楽しませられなかった時だけではありません。

 

小馬鹿にされたり、後ろ指を刺されたりするときも同じように、全部自分で受け止めなければいけない。

 

(↓本当に、こういうおばさんとか実在する)

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それによって、ときにやる気が削がれたり、

路上に立つのが怖くなったりしたとしても、乗り越えなければいけない。


簡単なことではないですが、嫌なことを一つ一つ乗り越えていくことは、間違いなく精神的な成長につながります。

 

精神的な成長は人間的な成長につながり、人間的な成長は表現者としての成長につながる。

 

人間的に成長できることは、一人で路上をする際の、とても良いところの一つですね。

 

 

【④自信がつく】

 

裏を返せば、悪いことだけではなく、良いことを言われたときだって、自分一人の責任です。

 

「自分一人の力で褒められた」という事実は、とてつもない自信につながります。

 

自作の表現物を自演し、それを誰かに気に入ってもらえた瞬間は文字通り、この上ない喜びです。

 

 

【⑤打ち合わせや練習が要らない】


僕は一人で路上芝居をしていますが、もし二人でやるとなったら、

 

①いつ・どこで・何を・どのようにやるか?

②脚本を書く、練る、直す

③稽古を重ねる

 

と、やるまでに少なくとも3つの工程を踏まなければなりません。

 

しかし一人だと、これらを全て一人で自由に決め、実行できます。

 

さらに、打ち合わせや練習のときに最も面倒くさい、

「この日はどう?」

「あ、俺ダメだわ。この日は?」

「俺ダメだわ」

のダメダメ押し問答をせずに済みます。

 

自分のペースで、スピーディーに全てを決められる。

最高です。

 

 

【⑥自分が好きなときに始め、好きなときにやめられる】

 

さらに、実際に路上をやるときでも、

「今日やりてえな!」と血が騒いだ瞬間に始め、

「もう今日はいいや」と飽きた瞬間にやめることができます。


もし二人の場合は、

「今日やりたいのに、次に予定が合うのは1週間後か・・・」

と、恋焦がれることになります。

 

一人だと、好きなときに始め、好きなときにやめられる。

 

独身は自由だと言いますが、一人での路上ライブも同様に、とても自由です。

 


【⑦見た目でスゲエ得する、頑張ってるアピールになる】

 

二人以上のグループより一人のほうが、

なんとなくですが、圧倒的に「頑張ってる感じ」がします。

 

「一人でスゴイ!」や「これを一人でやっているのに感動しました」

と声をかけられたのは、一度や二度じゃありません。

 

二人でやるより一人のほうが勇気が必要なので、

「アイツ、一人で頑張ってるな」と感じてもらえる。

 

そして、そのガッツに感動してもらえる。

 

表現者は心を動かすことが仕事ですが、

心の動かし方は、何もパフォーマンスだけじゃなくてもいい。

 

「一人で戦っている姿」に心動かされる人もいる。

 

そんな感じで、見た目で得します。

大事です。

 

 

【最後に】


たしかに、たった一人で路上ライブをすることは、

最初は不安が大きいかもしれません。

 

僕も最初は「怖い」とか「何か言われたりするんじゃないか」とか、

とりとめもない不安がたくさんありました。

 

しかし実際にやってみると、やる前に抱えていた不安のほとんどは取り越し苦労で、

やる前には想像もできなかった、素晴らしい経験がたくさんできました。

 

「早く行きたいなら一人で行け、遠くに行きたいならみんなで行け」

というアフリカのことわざがありますが、一人でやる際の一番の武器はやはり「スピード」です。

 

言ってしまえば、今からでも始められる。

 

路上には、スゲエ良い世界が広がっています。

最初は不安ですが、サクッと始めて、サクッと良い世界を体感しちゃいましょう!

 

 

 

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