俺は路上で生きていく

路上での一人芝居のみで生計を立てる路上役者のブログ

【続】俳優・河合亮佑(仮)の事業計画

 f:id:rojoyakusha:20181130063656p:plain

 

 

僕は以前『俳優・河合亮佑(仮)の事業計画で、

舞台で飯を食っていく為にファンを500人作ることとその為の施策を書きました。

 

その目標達成は、まだまだ遠いです。

 

ファンの定義が難しいけど、

2017年、路上で出会って舞台に来てくれた人は、22人でした。

 

2016年は7人。


これが僕の1年間の結果です。

めて見ると、寂しい数字です。

 

しかし、毎日路上をやっているうちに、

それに近付くための戦略と、

う少し近い目標を見つけました。

 

その目標は、路上の投げ銭だけで生計を立てることです。


実現できるかもしれないと言えるレベルまで、ようやく到達しました。

路上だけで生計を立てられたら、今よりずっと路上に立てる時間が増えます。

 

人生の時間を全て、路上や芝居に費やすことができる。

 

毎日やるようになり、時間も増え、やりやすい場所も増えてきました。

何度も見てくれる人も増えてきました。

 

路上に立つ時間を増やし、路上に来てくれるお客さんとの関係・絆をより強いものにしていければ、

舞台に繋がりやすくなると僕は信じています。

その為の戦略を描いているところです。

 

今までは「いかに舞台に来てもらうか」を考えていた。

今は違くて「いかに2度目の路上に来てもらうか」です。

 

路上で一度会っただけじゃ、舞台には繋がりにくい。


舞台は階段の四段目くらいにあって、

一段目は路上で、次に二段飛ばしで四段目の舞台に来てくれる人もいますが、多くはない。


だったら、二段目三段目を用意すれば、四段目にも到達しやすいんじゃないか?

その道のりをデザイン出来れば。

 

カラオケってあるじゃないですか

好きな歌手の好きな歌を真似て歌って、楽しむ。

 

芝居でもできるなって思うんですよね。

 

好きな俳優の好きな台詞を真似て演じる。

好きな映画の好きな台詞を真似て演じる。

 

カラオケが楽しいように、楽しいんじゃないかなぁって。

 

「倍返しだ!」ってみんな真似したりするじゃないですか。

それを本気でやる。

 

ちなみに僕は、反町隆史の『GTO』第2話の菊池(窪塚洋介)を学校に来るよう説得するシーンが大好きです。

 

あれ、やりたい。

 

昔の好きなドラマをいろいろ見返していて、

その名シーン・名ゼリフを一人芝居で路上でやろうと思っています。

 

ほぼ知られてない路上の得策はやっぱり「未知より既知」


路上ミュージシャンの多くがカバーを歌っている。

 

本当はオリジナルを歌いたいけど

まず聞いてもらう為に、

足を止めてもらう為に、

誰でも知ってる曲を歌う。

 

あれってカラオケじゃないですか

それを芝居でも出来るんじゃないかなって思うんだよね。

 

そして一度見てもらったら、例え
「やってほしいシーンとかないですか?好きなドラマ、好きな映画、好きな俳優とか何でもいいですけど、言ってもらえれば一週間後作ってくるので、同じ時間同じ場所で待ってます」
と言ったら。

 

今よりは次に繋がりやすくなるんじゃないか、と。

 

だから僕は今年、より路上に注力します。

もちろん、舞台を捨てたわけではない。

 

いずれ出たい時に出たい舞台に出れるようになる為に、今は路上に注力します。

今年は舞台に出ても3回までです

 

路上に力を注ぐ為に、バイトに時間やエネルギーを奪われたくない

 

3回のうちの1回の舞台が1月にあります。

 

それが落ち着く2月、今のバイトをとりあえず全部辞め、

1ヶ月路上だけに専念して、
今の自分がどれだけ出来るのか、試してみようと思ってます。

 

亀のような遅さですが、路上を始めた1年半前は、

路上だけで飯が食っていけるかもなんて、夢にも考えていませんでした。

 

でも、試行錯誤しながら続けてきた結果、

今の景色が見えてきました

 

2月に新たなチャレンジをし、それがどう出るかは分からない。

 

成功しても失敗してもまた必ず、今は見えない、違う景色が見えてくる。

そしたらまたそこで、その景色を見ながら、次の戦略を立てる。

 

日本で、僕の知る限り路上で一人芝居をしている人は、僕を含め3人しかいません。

 

決してメジャーではないけど、

は芝居を路上でやる可能性を疑ったことは無いし、

今も伸びしろしか感じてません。

 

また見たことない景色を見る為に

試行錯誤しながら、頑張っていきます。

 

本当に気が向いたらで結構です。1年に1度でも構いません。

路上や舞台に僕を見に来てくれたら、それ以上の喜びはありません

 

末長く、とは言えませんが、気になる限り、応援して頂けたら嬉しいです。

 

 

2018.01.03
河合亮佑