俺は路上で生きていく

路上での一人芝居のみで生計を立てる路上役者のブログ

今後のこと〜全てを懸けた挑戦の結果は「振り出しにもどる」だった〜

 

お久しぶりです!路上役者亮佑です!


12月のひとり芝居『絶唱』以来、ほぼ音沙汰なくてすみません!

 

ようやく今後の方向性を伝える準備が整ったので、書きました!

路上芝居の写真上に、タイトル・全てを懸けた挑戦の結果は「振り出しにもどる」だった

 

 

今後の方針たち

《結論》

 

2023年の一年間、予定を合わせて会った友達が1人だけの僕。

 

話が長いから嫌われてるのかもしれないと、最寄りのドンキホーテで思ったので、結論から言います。

 

今後は「自作のひとり芝居」をやっていきます。

 


《今後の路上は?》

 

路上の形も今までとは変え、15〜20分の中編のひとり芝居をやっていきます。

 

今までは、2〜3分の短編をやってました。

 


《まず目指すこと》

 

今までとは違う形の路上で結果を出すこと。

 

具体的には、8年前に諦めた「一度に20〜30人を立ち止まらせる」ことを目指します!

 


《そのために今していること》

 

自作の15〜20分の新しいひとり芝居を作っています!

 

現時点でどれほど順調に進んでるかというと、作ろうと決めてから2ヶ月。

ようやく1ページ目の1文字目が書き始められそうです。

 


《新作路上1発目》

 

3月31日(日)17時より新宿駅南口でやります!

 

まだ脚本なーんにもできてないので、本当はやりたくないです。

失敗することは目に見えてるので、本当にやりたくないです。

 

やりたくないなら、やんなきゃええやん。

なんて言わないでください。何も言えなくなります。

 

でも、やることだけは約束します!

人生で一番低クオリティの演劇を観れるレア回になるかもしれないので、ぜひ来てください!

 


結論に至った理由たち

 

僕の中で引退を考えた『絶唱

2023年12月のひとり芝居『絶唱』の一幕

終わった直後も、もちろん辞めることも選択肢の一つに入れた上で色んなことを考え、上に書いたような結論にたどり着きました。

 

まず、

《なぜ「自作のひとり芝居」なのか?》

ですが、理由は2つあります。

 

「本当に自分のやりたい表現をやりたい」ことと「極限の状況で自分の力を試したい」ことです。

 

本当に自分のやりたい表現をやりたい

 

12月のひとり芝居『絶唱』は、僕の全てを懸けました。

情報公開からの3ヶ月は、人生で一番頑張った3ヶ月でした。

 

でも、手応えが全くなかった

本当に1ミリの手応えもありませんでした。

 

その理由を考え続けた結果、「自分で脚本を書かなかったこと」が一番大きな理由だと思いました。

 

舞台作品において、一番の土台は脚本です。

脚本が作品に関わる全ての者にとっての羅針盤になるし、脚本がなければ、スタッフもキャストも誰も仕事を始められません。

 

その土台を自分以外の人に任せたこと。

これが、手応えがなかった1番の理由だと思いました。

 

でも、絶対に勘違いして欲しくないのは、『絶唱』の脚本家を責めたり、任せたことを後悔しているわけでは全くないということです。

 

あの選択は、間違いなくベストだったし、1ミリの後悔もない、紛れもなく最善の選択だったと、心の底から自信を持って言えます。

 

でも、今後続けていくのであれば、作品の土台を他人に任せず、自分でやりたい。

そしてそれは、終わった今だからこそ思うことで、やってみて初めて感じたことです。

 

たとえ、『絶唱』の脚本家が三谷幸喜であれ、宮藤官九郎であれ、シェイクスピアであれ、同じことを思ってた。

 

出演だけでなく、作品の土台も自分で担った上で勝負したい。

そう思ったので、今後は自作のひとり芝居で勝負しようと決めました。

 

 

極限の状況で自分の力を試したい

 

12月のひとり芝居『絶唱』は「もしかしたら、役者を辞められるかもしれない」という希望を抱いてました。

 

僕は、辞めることをすごくポジティブに捉えてます。

 

舞台という世界、特に小劇場の世界には、惰性で、ずーっと同じようなことを、なんとなーく続けてる人がたくさんいます。

 

これは、舞台を始めた当初から抱いていた疑問でした。

 

「この人、ずーっと同じような続けてて、それでいいんかな?」

 

でも、ここ数年、その疑問が自分に向いていることに、僕は気づかないフリをしていました。

 

俺は違う、と。

 

でも実際は、自分も「ずーっと同じようなことをなんとなーく続けてる人」だったんですよね。

 

こんな惰性で続けてるぐらいなら、辞めたほうがいい。

 

「辞めたくない」という理由で続けるならまだしも、辞める覚悟がないだけで「辞められない」だけなら、今すぐ辞めろ。

 

自分自身に対して、ずっと突き刺さってた言葉です。

 

でも、辞められない。

じゃあ、どうしたら辞められるんだ…?

 

その答えは、「やり切ること」でした。

 

自分の全力を120%出し切って、全てを懸けてぶつかった上で結果が出なかったら、

「あんだけやってダメだったんだから、もう無理だ!やーめよっ♪」

って思えるんじゃないか。

 

つまり、自分はまだやり切れていないんだ、と。

 

じゃあ、何をしたら「やり切った」と思えるんだ?

逆に言えば、もしいま辞めたとしたら「やっておけばよかった…」と後悔するものはなんなんだ?

 

その答えが「劇場でのひとり芝居」でした。

つまり、去年12月の『絶唱』でした。

2023年12月のひとり芝居『絶唱』の一幕

 

だから、自分の全てを懸けてやり切った。

 

でも待っていた答えは、全く無い手応えでした。

 

だけど、もし、自分で脚本を書いたら。

 

作品の土台である脚本を自分で書き、出演も自分のみ。

その形でもし結果が出なかったら、なんの言い訳もできない。

役者にとって、極限の状況です。

 

その極限の状況で、全力を120%を出し切れば、手応えを得られるんじゃないか。

逆に、手応えを得られなかった時は「あんだけやってダメだった!やーめよっ🎶」となれるんじゃないか。

 

そんな「極限の状況で自分の力を試したい」と思ったことも、自作のひとり芝居で勝負しようと思った大きな理由です。

 

 

《なぜ路上の形を変えるのか?》

 

一言で言えば、「新しい景色を見たいから」です。

いきなりサッカー日本代表みたいなフレーズが出てきてワケわからんと思います。説明します⚽️

「新しい景色」と書かれた日本サッカー協会のスローガン画像


絶唱』は、全部で235名の方が来てくれました。

大半が路上でのひとり芝居やビラ配りをきっかけに出会った方です。

 

もっと時間をかけてやれば300や400、死ぬ気でやれば500はいけるだろうなという確信があります。

 

でも、こういった「やればできるだろうな」と思えることをやっても面白くない。

 

そうじゃなくて「こりゃ無理だろうな」と思うことをやれるようになりたい。

 

やっぱりミスチルが言ってることは正しくて、高ければ高い壁の方が登った時気持ちいいです。

 

誰かのなんかの本に書いてあった「自分の思い込みが、目の前の現実によって壊される瞬間」が一番楽しい。

 

8年前、路上に初めて立った時。

自分の表現でお金なんか取れないと思い込んでた。

 

でも「楽しませてもらったから」と言って財布の中の小銭を全てくれた人がいた。

265円という金額は、8年経った今でも明確に覚えてます。

 

そんな思い込みが目の前の現実によって壊される瞬間は、他の何にも変えられない高揚感を味わえる。

それこそが、僕の最高の楽しみであり、最上の贅沢です。

 

でも、いまやっていることの延長線上には、想定内の結果しかない。

想定外の結果を得て、最高の高揚感を味わいたいなら、今とは違うことをしないといけない。

 

それが、新しい形での路上芝居なんです。

 

古い形、今までの路上芝居の形は「呼び込み型」でした。

 

ただひたすら通行人に対して、

「ひとり芝居1分だけ見ていきませんかー!」

と声をかけ続け、誰か立ち止まってくれたら、その時に初めて2〜3分の芝居をする。

 

8年やってきて、このやり方の限界はさすがに見えてきた。

だから、これからは「路上ライブ型」に挑戦したい。

 

路上シンガーが誰一人客がいなくても、ただひたすら歌い続けるように、僕も客がいない段階からひたすら全力で演じる。

 

そして、実力のある路上シンガーのように、何十人もの人を魅了したい。

 

実はこのやり方は、8年前に挫折した形です。

 

「路上ライブ型」が無理だったから、「呼び込み型」にせざるを得なかった。

 

つまり、僕の全てを懸けた12月のひとり芝居の末に辿りついた結論は、「8年前にもどる」=「振り出しにもどる」でした。

 

僕の一世一代の全てを懸けた挑戦の結果、出た目が「振り出しに戻る」

 

でも、人生とはそういうもんなんかなという思いもあります。

 

振り出しに戻ったという意味では、8年前からなんも進歩してない。

ただ、8年信じた道を進んできて「こっちの道には何もなかったよ!」ということだけはわかった。

 

時間はたくさんかかっちゃったけど、それは大きな大きな違いだと思います。

 

新しい景色を、自分のみたい景色を見るために、行ってみないとわからない道を進み続ける。

人生とはそういうもんなのかなと思います。

 

閉ざされたドアの向こうに 新しい何かが待っていて

きっと きっとって僕を動かしてる

 

いまの僕は、そんな感じです。

わかったことは、やっぱミスチルは最高だってことです。

www.youtube.com

 

おわりに

 

8年前に挫折した路上ライブ型のひとり芝居。

これで、一度に何十人という人を魅了したい。

 

これができたら凄い。まじで凄い。

 

今の時点では「こりゃ無理だろうな」と思ってる。

99.9%無理。

でも、だからこそ挑戦したい。

だからこそ、一番ワクワクする。

 

無理と思えるからこそ、成し遂げた時の景色は、間違いなく今まで見たことのない新しい景色になる。

 

僕は、俳優人生を終わりなき旅だとは思ってません。

心の底からやり切ったと思えて辞められる日がきたら、それは最高に幸せなこと。

だから、毎年毎年、終わりを目指して全てを懸けたい。

 

そんな切羽詰まった生き方が、表現が、僕はとても好きです。

 

選んだこの道の先にゴールがあるのか、また振り出しにもどるなのかはわからないけど、やっぱり人生ゲームはワクワクした気持ちでやらないと。

 

もし気が向いたら、そんな僕のプレイを覗きにきてください!

 

〜〜〜

 

ちなみに、この最後の「プレイ」には、人生ゲームを「プレイ」すると、

「PLAY=演劇、芝居」の二つの意味が掛かっています。

 

たぶん誰も気づかないので、自分から明かしました。

恥ずかしいです。

 

読んでくれてありがとうございました!

よろしくお願いします!

踊る路上役者

 

 

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僕が全てを懸けた『絶唱』を"無料で"配信する理由

 

どうも!路上役者亮佑です!

 

先月、僕はその時の全てを懸け、全てを捧げたひとり芝居『絶唱』を行いました。

そして明日、それを無料配信することにしました。

僕が全てを懸けた『絶唱』を"無料で"配信する理由

 

 

【そもそもなぜ配信するのか?】

 

《1人でも多くの人に観て欲しい》

 

そもそも、なぜ舞台映像をYouTubeで無料公開するかというと、一つ目の理由は1人でも多くの人に観てほしいからです。

 

ひとり芝居『絶唱』は、2日間3公演のみでした。

土日のみだったので、土日に仕事があるサービス業の方は基本全滅だったし、遠方の方で「観たい」という声を届けてくださる方も多くいました。

 

そういう方々にも観て欲しい、届けたいと思ったことが一番大きな理由です。

何かを指差す路上役者亮佑

 

《自分のポートフォリオ(作品集)になる》

 

そして、自分のポートフォリオになることも大きな理由です。

 

僕は役者として生きてきたので、僕のことを1ミリも知らない人に自己紹介するとき最も効果的なのは、言葉で説明することではなく、芝居を観てもらうことです。

 

ただ、僕のYouTubeには、自分の部屋でパッて撮ったしょぼい動画しかありません。

 

なので、自分の総力を結集した作品を一本入れておきたかった、というのも大きな理由です。

 

 

《今後は動画で興味を持ってもらえないと生きていけない》

 

現代は、月額1500円払えば、製作費を何十億円もかけた映像作品が好きなだけ見れてしまう時代です。

 

そんな中で、面白いかどうかもわからん役者の舞台に来てもらうことは、めちゃくちゃハードルが高いです。

 

この業界に足を踏み入れた以上、ライブの様子をお客さんに映像で見てもらって、「これを生で見てみたい」と思われないと、今後は生きていけないと思ってます。

 

僕がいま、そのレベルにいなかったとしても、やはり「こんな舞台をやっています(やりました)」という確認は、ネット上で手軽にできるようにしておきたいんです。

床を転げ回る路上役者亮佑

 

《誰かの心で生き続けて欲しい》

 

ひとり芝居『絶唱』は、皆さんに観てもらうために、手塩にかけて育てた大切な作品です。

 

本番終わって1週間以上経ってから、「まだあの時の光景が鮮明に残っている」という声もいただきました。

 

舞台は映像に残さなければ、足を運んだ人にのみ観てもらえ、足を運んだ人にのみ残る儚い芸術です。

印象に残らなければ、足を運んだ人にさえ残ることはありません。

 

そして、記憶は薄れていくもので、お客さん全員が『絶唱』を忘れた瞬間に、作品としての死を迎えます。

 

ただ、映像に残しておけば、ふと思い出した時に観てもらえる。

誰かの心の中で作品が生き続けるかもしれない。

 

だから、観て欲しいというより、残したい

そう想ったことも、配信をしたかった理由です。

 

床に仰向けになっている路上役者亮佑


【なぜ無料なのか?】

 

有料を前提に撮影しておらず、お金が取れる素材ではないと判断したからです。

 

【なぜ有料を前提にしなかったのか?】

 

まず、恥ずかしながら「有料で配信する」という選択肢は公演終了後までありませんでした。

 

無料で配信したいな、という想いはずっと持っていました。

 

ただ、本番を観に来れなかった方から、こんな言葉をいただきました。

 

「無料じゃなくて、有料で配信して欲しい。応援してるからこそ、ただ観たいんじゃなくて、応援の気持ちを表した上で観たい」

 

このとき初めて、有料配信の選択肢に気づきました。

 


【なぜ有料配信の選択肢を持っていなかったのか?】

 

心の余裕・時間の余裕・金銭的な余裕がなかったからです。

 

これらの理由は事前に意識していたわけではありません。

 

でも、よく考えてみると、ここにコストがかかりすぎるから「有料は無理だ」という思い込みを持っていました。

 

今回、僕が有料では出せないと判断した理由は、一言で言えば「ストレスが多すぎる」ということです。

 

音で言えば、小さい声は聞きづらく、大きい声や音響は大きすぎる。

常に音量を調節しながら見なければいけない、というストレスがあります。

 

映像で言えば、僕にピントが合っていなかったり、不自然なアングルがあったりする。

演者を観たいのに観れない、というストレスがあります。

 

これらを解消するためには、「ピンマイクをつける」とか「カメラマンと打ち合わせをして、リハを重ねる」などがあると思います。

 

ですが、僕にとって、初の劇場でのひとり芝居、初のプロデュースの兼務という中で、それらに配慮し、準備する心の余裕も時間の余裕も金銭的な余裕もありませんでした。

 

一言で言えば、能力不足でした。

 

あと、付け加えるとするならば、この映像は、本番ではなく、ゲネプロという最終の通し稽古の映像です。

 

あくまで「稽古」の映像だから、というのもちょっとだけ理由としてあったりします。

 

〜〜〜

 

このような経緯で、今回は無料で配信することにしました!

 

ご理解いただければ幸いですが、謎や疑問あればぜひ僕のSNSにぶつけてください!

よろしくお願いします!

 

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というわけで、ひとり芝居『絶唱』のゲネプロ映像は、明日1月20日の19時に公開です!

 

僕のひとり芝居は、毎回違います。

本番ごとにも違えば、稽古と本番でも違います。

 

なので、本番観に行ったよ!という方も、その時とはけっこう違う芝居が観れて楽しんでもらえるんじゃないかと思ってるので、ぜひ観てみてください!

 

公開されたら、こちらにもリンクを貼ります!

【路上役者亮佑 ひとり芝居『絶唱ゲネプロ映像(フル)はこちらから】

 

 

 

ひとり芝居『絶唱』ーひとつの到達点と限界

 

お久しぶりです!路上役者亮佑です!

 

絶唱』のお礼ブログを書かなきゃと思って、1週間以上経ってしまいました。

ごめんなせぇ。

 

この後マジメな話が続くので、ごめんなせぇと言うことでバランスを取ろうとしています。

 

改めまして、ひとり芝居『絶唱』終演いたしました。

来てくださった方々、激励してくださった方々に、厚く熱くお礼を言いたいです。

本当にありがとうございました!!

 

叫ぶ路上役者亮佑

 

何を書けばいいんだろう、というのが正直なところです。

でも、人生で一番頑張りました。

すごく頑張りました。

 

でも、頑張ったかどうかなんてどうでもいい。

 

俳優という仕事は、舞台でお客さんの心を動かせたかどうかだけで判断されるべきなので、観に来てくれた方々の心に何か残せていたら嬉しいなと思っています。

 

 

【集客と収支について】

 

舞台を作るには、お金がかかります。

活動を続けるためにも、お金が必要です。

 

エンターテイメントをやっていく以上、このことから目を背けちゃいけないと思い、お金のことに関してはかなり発信をしてきたつもりです。

 

ですので、終演した今、集客と収支の結果も、できる範囲で公開したいと思います。

 

まず、集客ですが、全部で235名の方が来場してくれました。

本当にありがたいことです。

 

ほとんどの方が路上がきっかけで出会った方です。

 

次に収支についてですが、

チケット収入が99万6000円、激励札は94枚購入していただき9万4000円。

合計の収入が109万円でした。

 

激励札とともに写真に収まる路上役者亮佑

 

支出は、劇場費や人件費、宣伝美術費(チラシ印刷とかスタジオレンタル費とか)等が中心です。

 

衣装代やスタッフさんへの弁当代は、支援してくださった方々のおかげでかかっていません。

本当にありがとうございました。

 

そのため、経費はかなり抑えられました。

 

そして今回、色んな方々に痛みを負って頂いているので、収入が上がれば上がるほど人件費を上げる仕組みにしたので、収支はプラマイゼロです。

 

黒字と言えるのかどうかはよく分からないけど、一応目標としていた100〜110万円というラインはいけたので、僕としては安心しています。

 

ちなみに、僕のギャラは17万7832円です。

 


【『絶唱』は、ひとつの到達点であり限界】

 

200名以上の方にひとり芝居を観ていただき、成功したかどうかは分からないけど、少なくとも失敗ではなかったこと。

 

そして以下は、アンケートを出してくれた方の数です。

 

1公演目76/109人

2公演目10/10人

3公演目90/116人

 

74.9%という高いアンケート回収率と、酷評は書きづらいとはいえ、アンケートやSNSの感想はおおむね好評だったことを考えると、一定の評価は得られたのではないかと思います。

 

それは、14年間の俳優人生における路上役者亮佑の1つの集大成であり、到達点でした。

 

ただし、到達点というのは、限界でもあります

 

集客数で言えば、235。

234以上の力はあるけど、236の力はない。


アンケートはたくさんの方に書いて頂いたけど、当然満足していないお客さんもいる。

 

ポジティブなこともネガティブなことも、僕の実力を忠実に反映したものだと思ってます。

 

アンケートの写真

 

【路上を再開できない理由】

 

一つ、言っておかなければならないことがあります。

 

それは、今回全くと言っていいほど、達成感がなかったことです。

 

客観的に見れば、ひとり芝居を235名の方に観ていただけたこと、235人の視線を一手に受けて、舞台に立てたこと。

 

これは、役者として極上の幸せです。

 

ただ、終演後の僕には、本当に手応えがありませんでした。

 

もともと『絶唱』は、「このままじゃダメだ」という想いが起点となって、公演の実施を決めました。

 

俺の役者人生、このままだと確実にこのまま終わる。

だから決めた、劇場でのひとり芝居という人生最大の挑戦。

 

この舞台が俳優人生最後の舞台になってもいい。

その覚悟で3ヶ月突っ走りました。

 

終わった後の正直な感想は、「やっぱりこのままじゃダメだ」でした。

 

ただ、これは決してネガティブな意味ではありません。

 

やる前の「このままじゃダメだ」は「劇場でひとり芝居をやったら何か変わるかもしれない」という希望がありました。

 

でも、いまその希望はない。

 

だから、次の一歩を踏み出す時に、全体重を乗せて歩を進めるようになる。

これは、『絶唱』に全てを懸けたからこそ見えてきた答えです。

 

全てを懸けていなかったら「劇場でひとり芝居やったら何か変わるんじゃね?」という希望的観測が一生残りつづけるので、他の選択肢を取ったときに体重が乗り切らない。

 

だから、やった後の「やっぱりこのままじゃダメだ」は、ポジティブな受け取り方しかしていません。

 

ただ、その後の「じゃあどうすればいいか?」はまだ見えていません。

だから、次への一歩を踏み出せず、路上も再開できずにいます。

 

あれだけ全力で生きたら、次にあれ以下はあり得ない。

 

熱量は、上がることはあっても、下がるくらいなら辞めたほうがいい。

そう思っています。


14年前。

僕が芝居を始めた理由は、「難しそうだなと思ったから」でした。

 

大学卒業する時に、サラリーマン・大学院進学・役者、という3択で悩み、

「頑張ればサラリーマンになれそうだし、頑張れば大学院に行けそうだけど、頑張っても役者にはなれそうにないな」という想いから、役者になろうと決めました。

 

その根底には、「高ければ高い壁の方が登った時気持ちいいもんな」(通称;ミスチルスピリット)という挑戦への欲求があります。

 

www.youtube.com

だから、次なる挑戦が見つからないと、役者をやっている意味がないんです。

 

もう一度だけ『終わりなき旅』の一節を借りると、”閉ざされたドアの向こうに新しい何かが待っている”と思って走り切ったけど、そこには何もなかった。

 

だから今は、人生最大の挑戦を終えて、燃え尽きたというより、混迷が深まって、次の扉を探している状態です。

 

絶唱』は、「このままじゃダメだ」から始まり、「このままじゃダメだ」で終わりました。

 

僕の旅は、終わりなき旅なのか、終わりある旅なのか。

根本から見直したいと思っています。

 

だから、再出発までに時間がかかっています。

ごめんなさい。

 

でも、今のまま走り出したら、中途半端な気持ちでしか演じられない。

そうすると、その日自分の芝居を観てくれた人に失礼になる。

 

だから、このまま走り出すわけにはいかないんです。

 

いま書けることは、こんなことだけです。

中途半端でごめんなさい。

 

また自分の中で進展があった場合は、ブログなりSNSなりで発信させていただきます。

 

なんか暗くなっちゃったかな?

沈んだりしてないので、ご心配なく!

 

最後に。

ひとり芝居『絶唱』応援してくださった、本当にたくさんの方々、本当に、本当にありがとうございました!!!

 

ひとり芝居『絶唱』ーひとつの到達点と限界

 

 

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演劇は、チケット収入だけでは絶対に成り立たない

 

舞台作るのって、めちゃくちゃ大変だな!

今回、初めてプロデュース側にも回り、痛感しています。

 

プロデューサーの仕事は、「人と金を集めること」です。

舞台を上演するために、キャストとスタッフを集め、製作費を支払う。

 

ザックリ言えば、これがプロデューサーの仕事です。

 

ちなみに、今回の僕の人生を懸けたひとり芝居『絶唱

この舞台の予算は、【100万〜110万円】ほどです。

 

この100万〜110万円という予算の中には、主に劇場費や人件費、稽古場代や広告宣伝費が含まれています。

 

そして、現状チケットの売上は【168枚】

チケットが168枚売れることによる収入見込みは、【72万3千円】です。

 

つまり、現時点での収支は

【マイナス27万7千円】です。(予算が100万円で収まった場合)

 

チケット代は、4000円〜5000円なので、あとプラスでチケットを60枚ほど売って、収支がようやくトントンになります。

 

つまり、168+60=【228】枚というのが、採算が取れるおおよそのライン(ペイライン)になるわけですね。

 


厳しいよ!!

 


めっちゃくちゃ厳しいよ!笑

満席は310。

228枚売ったら、集客率は74%。

 

74%!?!?

4分の3埋めて、ようやく収支トントンなんて、厳しすぎる!!!

 

ちなみに、もっというと、正規の報酬を払えているのか?という観点で言えば、そうではないと思います。

今回、色々な方々に色々と協力していただいているので。

#色々な方々に色々と

#々が多い

 

労働に見合った正規の報酬をしっかり支払えば、もっと経費は膨らむので、もっとチケットを売らないと収支は合いません。

 


厳しい!!!

 


しかも、今回はひとり芝居。

小劇場界では、チケットを売るのは役者の仕事です。

役者は俺ひとり。

 

つまり、1人で228名呼ばないと、収支は合いません。

 


厳しすぎる!!!!

 


何回も言いたくなる!

でも、これが事実であり、現実です。

 

ひとり芝居だから、キツイ!的な面もありますが、これは今回の僕の舞台だけでなく、小劇場界全体にも確実に言えることです。

 

舞台を作るとなると、どうしてもお金がかかります。

 

通常、舞台は10〜15人くらい出演者がいることが多いので、皆んなで頑張ってチケットを売って、製作費を確保します。

 

僕は、役者なので、スタッフさんが通常どれぐらいのギャランティを得ているかを詳しくは知りません。

 

ただ、役者はめちゃくちゃ簿給です。

 

「とてもじゃないけど無理」ではなく、「絶対に無理」なレベルで、舞台のギャラだけでは生活できません。

 

小劇場界で、純粋に舞台のギャラだけで生活している人を、僕は噂で聞いた1人の人以外に知りません。

まじで誰もいないと思います。

 

皆んな、バイトしたり舞台スタッフの仕事を兼務したりして、なんとか生活しています。

 

1ヶ月ぐらい稽古して、まるまる1週間本番やって、もらえる金額は5万、なんてザラにあります。

時給1000円なんて夢のまた夢。

 

ですが正直、小劇場界において、正規の報酬が支払われないのは、仕方ないことだと思います。

正規の報酬なんて支払おうものなら、おそらくほぼ100%の舞台が成り立たなくなるからです。

 

上演できる舞台は、知名度も集客力もある劇団が主催する、大きな舞台のみに限られてしまうでしょう。


でも僕は、役者をやっていて、これはおかしいなとずっと思っていました。

もし自分が製作をやるのであれば、正規の報酬を支払った上で舞台を作りたいなと。

 

もちろん、出来るか?と言われれば、今すぐには絶対に無理です。

でも、変えることはできなくても、変えようとすることは今からでもできます。

 

そして、スタッフ・キャストに正規の報酬を支払った上で舞台を上演するために重要なのは、「チケット代以外の収入を作る」ことだと思っています。

 

チケット代だけで、製作費を賄おうとすると、たぶん1万円はゆうに超えます。

でも、それじゃお客さんは観に来ない。

 

だから、チケット代を5000円前後に設定している劇団がほとんどなのですが、だからこそ製作費は賄えなくなり、誰かがその賄えない部分を負担し、正規より低い報酬で仕事を受けることで、ギリギリ舞台の上演までこぎ着けている、といった感じです。

 

いまのチケット代じゃ正規の報酬は支払えないので、チケット代を1万円にします!では解決しないですよね。

 

そこで今後、僕は3つの支援企画を立ち上げます。

 

①12月のひとり芝居『絶唱』で着用する衣装を買って欲しい!

②スタッフさんに美味しいお弁当を食べて欲しい!

③『絶唱』楽しみにしてるぞ、激励札

の3つです。

 

この3つの企画は、「チケット代以外の収入を作る」ことを目的にした、支援企画です。

 

ペイラインの228枚という数字は、チケット代だけで収入を得ようとした場合のラインで、他で収入をつくことができれば、その分下げることができます。

 

大きな団体の舞台は、チケット収入以外にも、必ずグッズ収入があるし、プロ野球チームだって、チケット収入以外にグッズ収入やスポンサー収入、ファンクラブの会費など、さまざまな収入があります。

 

演劇は、ほぼチケット代だけ。

成り立つわけがない。

 

今すぐには変えられないけど、変えようとすることは今日からできる。

 

支援企画は近日中に立ち上げます。

「払ったるわ!」という気持ちになった方、ぜひよろしくお願いします!

 

これだけ、お金の話をすると「稼ぎたいんか、コイツは」と思われるかもしれません。

 

正直に言うと、稼ぎたいです。

 

ただ、稼ぎたいというのは、「正規の報酬を関係者全員に支払うために稼ぎたい」という意味で、「私腹を肥やしたい」という意味ではありません。

 

いやそりゃ、私腹も肥やしたいけど。笑

でも、舞台じゃそれは絶対に無理。


ちなみに、今回の僕の舞台のギャラは【MAX10万円】

もちろんこれは、ペイラインに届いた場合の額です。

 

これは、時給1000円でアルバイトしたら、100時間で稼げます。

 

僕が、今回の『絶唱』にかけた時間は、100時間どころじゃありません。

100時間なんて、1週間でかけた。

 

2ヶ月前に本格的に始動してから、毎日毎秒、この芝居のことしか考えてないくらい、『絶唱』のことが頭から離れません。

 

芝居の目的は、2つだけ。

 

「1人でも多くのお客さんに観てもらうこと」と「1人でも多くのお客さんの心を動かすこと」です。

 

どうしたら1人でも多くのお客さんに観てもらえるんだろう?

どうしたら1人でも多くのお客さんの心を動かせんるんだろう?

 

この2ヶ月、こればっかり考えてます。

 

100時間なんて余裕で超えるほど、考え続けてます。

お金を稼ぐだけなら、私腹を肥やしたいなら、舞台に立つよりコンビニでバイトした方が100倍マシです。

 

 

最近、あるYouTubeで広告についての動画を見ました。

 

「宣伝は”鮮やか”であるべき。”鮮やか”でなければ、広告効果はめちゃくちゃ薄い」

 

僕の宣伝は、“鮮やかさ”のかけらもない宣伝ですが、「応援してやってもいいぜ!」という方、ぜひよろしくお願いします!!!

 

支援企画が立ち上がった後、こちらにリンクや詳細を貼ります!

 

 

①12月のひとり芝居『絶唱』で着用する衣装を買ってほしい!※お陰様で完売しました

【概要】

 

【衣装が買える!ほしい物リスト

www.amazon.co.jp

 

 

②スタッフさんに美味しいお弁当を食べて欲しい!※お陰様で完売しました

【概要】

 

【申込先メールアドレス】

ryosukekawai55@gmail.com

 

 

③『絶唱』楽しみにしてるぞ、激励札

【概要】

 

【申込フォーム】

『絶唱』激励札お申し込みフォーム

 


12月2日・3日に上演されるひとり芝居『絶唱』のご予約はこちらから!
https://ticket.corich.jp/apply/280554/001/

 

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演劇は、チケット収入だけでは絶対に成り立たない

 

続ける格好悪さ、辞める格好良さ

 

路上でのひとり芝居を続けて丸6年になった。

 

ちゃんと数えた訳じゃないけど、今まで芝居を観てもらった人数は軽く1万は超えると思う。

肌感覚で、1人に観てもらうために100人には無視されてるので、無視された数は100万人は優に超える。

 

もしも、無視されたことのある人数の日本ランキングがあったら、僕はたぶん街頭演説をする政治家と一二を争うデッドヒートを繰り広げてる。

 

「6年も続けてるなんて、本当に凄いです」

なんてこともよく言われる。

 

でも、ここまで続けてきて、いま凄く思うのは、続けることより辞めることのほうが難しい、ということ。

 

”継続は力なり””石の上にも三年”という言葉があるように、一般的に何かを続けることは良しとされる。

 

たしかに、三日坊主で何かを始めても全く長続きしないのは、良くないことかもしれない。

 

路上を始めた当初、毎週月曜日の20時から新宿駅に立つって決めてたけど、毎週毎週月曜日がくるのがとにかく憂鬱だった。

 

路上が終わった後は、やり遂げた達成感と安堵感があり、余裕シャクシャクの火水木を過ごし、金曜あたりから徐々に不安と憂鬱でドン底に沈んでいくあの憂鬱さが懐かしい。

 

その時の僕にとっては、明らかに辞めることより続けることの方が難しかった。

 

6年間続けてきたということは、365日X6=2190日、毎日毎日”辞める”ではなく”続ける”という選択をし続けてきたということ。

 

最初の方は、この”続ける”という選択をすることが難しかった。

 

でも、新学期が始まるときの憂鬱さが、徐々になくなっていくように、続けていくうちに、その”続ける”のハードルは少しずつ下がっていった。

 

そしていつしか”続ける”ことのハードルは、”辞める”よりずっと低くなった。

 

初めて路上やったときは、色んな人に驚かれたけど、今日僕が路上をやっても誰も驚かない。

逆に、「今日で最後にして辞めます」と言ったほうが驚かれる。

 

そもそも、何かを辞めることは、何かを新しく始めることなので、辞めるということは、そんなにマイナスなことでもない。

 

でも何かと、辞めることよりも続けることのほうが美化されるけど、一定のラインを超えると、その価値は逆転すると僕は思う。

 

だからこそ、全盛期で引退した山口百恵は伝説のアイドルだし、「ファンの皆さんのなかに“いい状態の安室奈美恵”を思い出として残してほしい」と言って辞めた安室奈美恵も格好良い。

 

キングカズは、どこまでいっても”続ける”ことのほうが難しいので、あれは続けるほうが格好良い。

 

話それた。

 

そして、僕は今日も”続ける”という選択肢を取る。

 

でも、それで本当にいいのか考え続けないといけない。

いまの僕にとっては、続けることより辞めることの方が難しい。

難しいということは、その方が価値がある。

 

「せっかく続けてきたから」「辞めるともったいないから」という理由だけで、惰性だけで続けていくのは、格好悪い。

 

本当にいまの形でいいのか、常に辞めるという選択肢、他の選択肢も考えながらやっていきたい。

 

そう、思います!

 

今日もめっちゃ寒いので、身体にはお気をつけて!

 

続ける格好悪さ、辞める格好良さ

 

 

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2023年は結果を出す。路上役者亮佑

 

明けましておめでとうございます!

新年一発目のブログは、新年らしく今年の目標を書いていきたいと思います。

 

今年は結果を出す年にします。

2023年は結果を出す。路上役者亮佑

撮影;髙橋佑汰(Instagram;https://www.instagram.com/tak_photo_jp/

 

 

僕にとっての「結果」とはなにか?

それを具体的に書いたのが、以下の目標です!

 

【目標】

①5月と7月の舞台で、共に200人以上の方に足を運んでもらう

②流しの再開

③路上や流しなど表現の仕事のみで月20万稼ぐ

 

いまここに書いたのは、集客や収入に関する目標だけですが、芝居のことに関しても、明確な目標があります。

 

でも、色んなことを考えた結果、ここに書かないほうがいいと思ったので、その目標は後日に僕の公式LINEで書きたいと思います。

 

公式LINE登録したい!という方は、ぜひ僕までDMなどで連絡ください!

 

まず、「5月と7月の舞台で、共に200人以上の方に足を運んでもらう」

今年は、5月と7月に舞台を予定しています。

 

昨年5月の舞台では195名のお客さんに足を運んでいただきましたが、その後は81名→79名と減っていきました。

 

1度でも舞台に足を運んでもらうことは、めちゃくちゃ大変だけど、2度3度と繰り返し来てもらうことは、もっと大変だなと痛感しました。

 

人生で1回も200人呼んだことないのに、前回は79人だったのに、200人も呼ぼうとすることがまず無謀ですが、それを2回続けることはもっと無謀。

 

でも、1回200人呼んだとしても、それを継続できなかったら意味がないので、2回の舞台で両方とも200名超えという目標にしました。

 

今と同じ方法を続けていても無理なので、路上以外の方法も実行していきます。

 

達成できなかったら、思いっきり笑ってください!

 

 

次に、「流しの再開」

もしかしたら、お気付きの方もいらっしゃるかもしれませんが、最近流しに出てません。

 

これは正確に言うと、出ていないのではなく、「出れなくなった」んです。

 

諸事情により、理由を言えないことがもどかしいのですが、僕の意向で流しをやっていないのではなく、やれなくなってしまいました。

 

でも、これは今後もずっと、というわけではありません。

条件付きで復帰できるので、いま復帰に向けて懸命に動いているところです。

 

いち早く流しに復帰して、流しという表現の場でもっと貢献したい、お客さんの心を動かしたいと思っています。

 

 

そして最後に、「路上や流しなど表現の仕事のみで月20万稼ぐ」

 

この目標は、毎日SNSに挙げる結果報告に、[20万まであと〇〇円]と書いている由来でもあります。

↓こんな感じ

しかし、この目標はもう5年前ぐらいからずっと言っているんですよね…(「本当に達成する気あんの?」と言われても、何も言えねぇ!)

 

やっぱり、表現者である以上、表現で稼いでいきたい。

だから、金銭面もしっかり見ていきたい。

 

まずは、路上だけだとかなり厳しいというか、達成への糸口が全く見えていないので、流しの再開が不可欠です。

だから、まず②の流しの再開を成し遂げて、それからこの目標達成を目論んでます。

 

 

書いてて思ったけど、どうですか?

読んでてどうでしたか?

 

俺自身は、「これを達成できて今年の年末を迎えられたら最高だ」と思ったけど、皆さんはあまりワクワクしなかったんじゃないですか?

 

僕はいまそう思いました。

ワクワクしてんの俺だけじゃね?と。

 

あまり良くないですね、それは。

先ほどここには書けないから、公式LINEに書くと言った目標は、皆さんを少しワクワクさせられるかなと思っています。

 

舞台観に来れば、明確に達成・不達成の結果が見えてしまうので。

 

でも、それだけじゃ少しさみしいという思いもあるので、もっと自分自身も応援してくれてる人にもワクワクしてもらえることにも挑戦していきたいと思います。

 

具体的には、まだ浮かんでないですが。

 

現代のこの世界。

やろうと思えば、なんでもできる時代だと思います。

言い換えれば、言い訳の効かない世界。

 

なんでもできるからこそ、やらないのは全て言い訳になるし、やれてないのも言い訳になる。

 

いま結果が出ていない原因は、自分にある。

 

目標を叶えること、結果を出すことに、ワクワクしながら、手段を選ばず、プライドを捨てて挑んでいく年にしたいと思います。

 

それが「出来ていなくね?」と思ったら、ぜひ僕を怒鳴ってください。

誰よりも努力します。

 

今年もよろしくお願いします!

 

 

 

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路上での出会いは、本当に奇跡でしかない

 

12月27日。上総中野。

 

海を越え、

海の写真

 

山に入り、

山の写真

 

家から約4時間かけて、、、

 

到着!

しげキャンの写真

(出所;しげキャン | 日本最大級のキャンプ場検索・予約サイト【なっぷ】

 

ここには、路上で出会った方が呼んでくれました。

 

1年前、東京駅で出会い、初対面なのに30秒で意気投合した方で、その方がこのキャンプ場に併設されているサウナを、なんと木を切るところから作ったとのことで行ってきました!

 

この日は、サウナ完成イベントを開いていて、「盛り上げてくれませんか?」と、僕は賑やかし役を頼まれました。

 

こんなことがないと、千葉県のこんな下の方まで来ることは絶対ないので、めちゃくちゃ新鮮。

グーグルマップ、千葉県の勝浦付近が現在地

 

帰りの電車内はこんな感じ。

乗客は僕だけ、1両編成。

1両編成、乗客自分だけの電車内の写真

趣がありすぎる

 

誘ってくれた方は、僕の舞台にも来てくださった方でした。

僕が、4時間弱かかったということは、その方が東京まで舞台に来てくれたときも…

 

舞台をやるたびに、大阪や広島から来てくださる方もいるし、こんなに遠くからわざわざ一日の予定を潰して来てくださる方もいる。

 

もう、本当に愛しか感じないし、感謝しかない。

 

エンタメの力って凄いな、表現の力って凄いな、と改めて強く思う。

そして、そんな神のような人たちを惚れさせるなんて、俺も凄いじゃないか!と思った。笑

下手なことできないですね。笑

 

まぁ本当に、自分の力というより、その人たちの人柄でしかないけど!

 

 

思い返すと、出会いって本当に奇跡だと思う。

 

広島から舞台に来てくださる方は、僕が一度だけ広島で路上をやったときに出会った方。

広島には、路上を始めて6年でその1回しか行っていない。

 

今回、千葉に誘ってくださった方と出会ったのは東京駅だけど、その東京駅で路上やったのも1回だけ。

 

しかも、冬で東京駅のビル風があまりに凄かったので、2時間弱しかできなかった。

 

6年で1回だけ、しかもわずか数時間で、あの広い東京駅でピンポイントで出会えた。

 

広島も東京も、場所関係なくどこでもそうなんだけど、たまたま僕がその日のその時間にその場所にいて、たまたまその人もその日のその時間にその場所にいる確率って凄くないですか?

 

同じ駅にいたとしても、たまたま僕が逆側の出口でやってたら出会えなかったわけだし、その人がたまたま違うルートを選択してたら出会えなかった。

 

出会いは、本当に奇跡でしかない。

 

あのときも、出会って30秒で気付いたけど、あの日はこの出会いのために東京駅に導かれたんだと思った。

 

本当に時々、こういう運命の出会いがある。

しかも、最高のタイミングで。

 

始めたての頃は、とにかく路上に立つのが怖くて、「やりたくないな…」と思う日が何日もあった。

丸1ヶ月もの間、路上をやれなかった時期もあった。

 

「もう無理かもしれない…」と思った、そういうタイミングで、出会いに救われたことが本当に数えきれないぐらいあった。

 

「あそこであの人に出会えなかったら、もうダメだったかもしれない」という経験が何度もあった。

 

神様は乗り越えられる試練しか与えない、という言葉があるけど、神様はギリギリで乗り越えられるキッカケも与えてくれる、とも思う。

 

今でも、どうしても気持ちが起きない時もある。

僕は、そんなときには、試練を乗り越えられるきっかけになってくれた人を思い出して、自分を奮い立たせています。

 

試練を乗り超えられるキッカケになってくれた人は、1度だけじゃなく、何度も僕に手を差し伸べてくれる。

 

片道4時間かけて千葉まで行き、久しぶりに面と向かって言葉を交わして、改めて自分はこういう出会いがあったから頑張ってこれたんだなと思った。

 

これからも、素晴らしい出会いを楽しみにしつつ、鍛錬を積んで、自分の力で最高の出会いを勝ち取っていけるように努力していきたいと思います!

 

昨日の浅草は、0組0円だったので、今日はやってやるぜ!!!

 

路上での出会いは、本当に奇跡でしかない

 

 

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