行ったことない人からすれば、小劇場という世界は、
いろいろ未知すぎる。
未知が多すぎる世界だと、行ったことのない人は少々行きづらいですよね。
そんな行きづらさが少しでも無くなればと思ったのと、個人的に少し気になったので、
今回は小劇場の相場について、都内の小劇場２０箇所、直近の各５公演ずつ、
合計１００公演の値段を、徹底的に調べてみました！
〜目次〜
【小劇場の相場】
小劇場の定義やどう調べたかなどを飛ばすのは、少々乱暴ですが、回りくどいので、とりあえずいきなり結論から行きましょう。
都内の小劇場１００公演の平均料金は…
３６６９円でした！
高いと感じるか、安いと感じるかは人によるでしょうが、
「案外安いな！」と、僕は思いました。
【小劇場の定義と条件】
今回調べた小劇場は、座席数が１００席前後の劇場に絞って調べました。
最小で７０席、最大でも１３５席です。
ウィキペディアでは、「およそ固定座席数３００席未満の劇場が小劇場と呼べるだろう」と、定義付けしています。
しかし５０程度だと、劇場というよりアトリエやスタジオに近い施設も多いですし、
１５０を超えてくると、映画館のような固定座席で、大ホールに近い施設も増えてきます。
そうなると、チケット料金にも差が出てきます。
なので今回は、「基本パイプイスに座布団」で、「最前列はもはやイスじゃなく桟敷き」で、施設自体も薄汚れている「ＴＨＥ小劇場」のイメージがある１００席前後に限定して調べました。
条件は、演劇公演のみで、公演日数３日以上。
一般もしくは前売料金、Ｓ席Ａ席などの席区分がある場合は、Ａ席の料金としました。
その条件で、各劇場の直近５公演のチケット料金を調べました。
そして今回は、１００席前後の小劇場を対象にしたので、全２０劇場の平均キャパが約１００になるように調整しました。
【まとめ】
ちなみに、全体での最低額は２０００円、最高額は５０００円でした。
今回は、条件を満たしていなかったので外しましたが、
費用が低めに抑えられると言われている朗読劇でも５０００円する公演がある一方で、
ガッツリ演劇をやるのに１８００円の公演があったり、
実際に調べてみると、チケット料金は本当に様々だなぁと思いました。
そして調べる前には、劇場が大きくなるにつれて、料金も上がっていくと思っていまいた。
しかしたとえば、
「阿佐ヶ谷アルシェ」というキャパ１２０の劇場の平均額が２７００円で、
「劇場ＭＯＭＯ」というキャパ９０の劇場の平均が４０００円を超えるなど、
必ずしも、劇場の大きさとチケットの高さは比例しないことも分かりました。
この調査が、未知が多い小劇場をなんとなく知る一助となれば幸いです。
【各劇場のキャパ、合計額と平均額一覧】
【中野劇場HOPE キャパ７０】
計17,700 平均3,540
【シアター７１１（下北沢） キャパ８０】
計16,800 平均3,360
【小劇場楽園（下北沢） キャパ８０】
計17,000 平均3,400
【高田馬場ラビネスト キャパ８０】
計18,800 平均3,760
【千本桜ホール（学芸大学） キャパ８０】
計17,100 平均3,420
【参宮橋トランスミッション キャパ８０】
計17,500 平均3,500
【ウッディシアター中目黒 キャパ９０】
計19,600 平均3,920
【劇場MOMO（中野） キャパ９０】
計20,300 平均4,060
【王子小劇場 キャパ９４】
計15,500 平均3,100
【OFFOFFシアター（下北沢） キャパ９５】
計17,300 平均3,460
【シアターグリーンBOX in BOX THEATER（池袋） キャパ１００】
計21,500 平均4,300
【八幡山ワーサルシアター キャパ１００】
計18,300 平均3,660
【日暮里ｄー倉庫 キャパ１００】
計18,500 平均3,700
【シアター風姿花伝（目白） キャパ１００】
計20,000 平均4,000
【上野ストアハウス キャパ１１６】
計20,500 平均4,100
【阿佐ヶ谷アルシェ キャパ１２０】
計14,000 平均2,700
【テアトルBONBON（中野） １２０】
計21,000 平均4,200
【「劇」小劇場（下北沢） キャパ１３０】
計19,400 平均3,880
【大塚萬劇場 キャパ１３０】
計21,100 平均4,220
【小劇場Ｂ１（下北沢） キャパ１３５】
計18,000 平均3,600
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合計369,900
平均3,699
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