俺は路上で生きていく

路上での一人芝居のみで生計を立てる路上役者のブログ

僕が路上芝居を始めた理由

 

 

①舞台に来てくれるお客さんを増やしたい

 

6年前、僕が初舞台をやったとき、来てくれたお客さんは「55人」でした。

例外なく100%が、自分の友達or知り合いでした。

 

当時26歳。

周りの友達は結婚したり、これから子どもができたりする。

家庭を持てば自分の時間は減り、観に行きたくても来れない人が増える。

そのときは予想だにしなかったけど、僕の親友はマレーシアに移住した。

物理的に来れんやん!

 

そんな感じで、新たなファンを作るために何かをしなければ、その「55人」からどんどん自分のお客さんが減っていくことは火を見るより明らかだった。

 

でも、舞台で集客を増やすのは、めちゃくちゃ難しい!

 

小劇場は、基本的に出演者が集客しているので、劇場にいるお客さんのほとんどは、出演者のうちの誰かを応援しに来た方です。

 

「小劇場ファンで、いま誰かのファンになろう思ってます〜」なんてお人好しは現れてくれない。

 

つまり、共演者のファンを奪わない限り、自分のファンは増えない。

「俺が誰かのファンを奪っちゃったら、その誰かに嫌われちゃうのかなぁ〜」なんて、6年前の俺はノンキなことを考えてた。

 

「6年前の俺、安心しろ。嫌われてないぞ。奪えてもないけどな」

 

 

でも、舞台を続けていくためには、お客さんを呼ばなきゃいけない。

それに、大きな舞台に立つためには、集客力を上げることが武器になり得る。

 

だったら、自分を知ってもらわないとダメだ。

だから、僕は路上に立とうと思ったのです。

 

さらに、集客力が上がれば、ギャラも増える。

僕は、アルバイトではなく、表現者はやっぱりなるべく表現でお金を稼ぐべきだと思う。

 

一人暮らしをするためには、少なくても月収12−13万円ぐらいは必要になる。

 

小劇場のギャラは、基本チケットバック制。

自分でお客さんにチケットを売れば売るほどギャラが増えていくシステムです。

月収12−13万円を集客数に置き換えると、約150人。

 

舞台は、稽古があるので、どんだけ頑張っても1ヶ月に1回が限度なので、150人呼ぶ舞台を毎月、つまり1年に12回こなせば一年間ずっと舞台だけでやっていける。

 

でも、毎月舞台やって毎回来てくれる神客なんて、そういないよね〜と思い、3回に1回は来て欲しい!ということで、150×3=450人。

 

大目に見て、「500人ファンを作れば、舞台役者でやっていける!」

 

500人のファンを作る。

バカみたいな単純計算だけど、これが、路上を始める際に、僕が立てた一つの大きな目標です。

 

今までの最高集客数は195人なので、遠く及んでいません。

 

ちなみに、東京には、東京だけでなく、神奈川・千葉・埼玉からもよく人が来ます。

その4都県の人口を合わせると、約3600万人。

3600万人分の500人。

7万人に1人。

 

7万人に1人に好かれれば、舞台一本でやってける。

 

うん、いけるぞ、路上役者。

と、信じて頑張ってます。

 

 

②芝居が上手くなりたい

 

路上を始めた際は、芝居の上達は2番目の目的でした。

まあ役者をやっている以上当然ですが、一生ついてまわる問題であり、課題だと思います。

当初は、ノンキに2番目の目的として考えてましたが、やっぱり結局これが一番重要だなと思います。

 

たとえ、路上で「頑張ってるねー!」と思ってもらえて、舞台に繋がったとしても、そこで「アイツ舞台ゴリ押ししてたけど、大したことなかったな」と思われたら、リピートはしてくれない。

 

路上では、2−3分くらいのひとり芝居をやっていて、舞台では、群像劇で複数の人と芝居してます。

なので、果たして路上がどれぐらい上達に関与しているのかは、いささかナゾではありますが、どこまでいっても芝居が上達してるかはナゾなので、色々もがいていくしかないかなと思ってます。

 

路上を始めた理由は、前もブログに書いたんですが、何書いたか忘れたし、6年前と今とでは微妙に心境は変わってるだろうし、6年前には出会ってない方もたくさんいるので、改めて書きました!

 

ここまで読んでくださった方、まじでありがとうございます!

好きです!!

舞台来てください!

 

路上役者亮佑の次回舞台公演は、2023年5月!半年後!

さ、台本よも。

 

 

 

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