俺は路上で生きていく

路上での一人芝居のみで生計を立てる路上役者のブログ

舞台で食えると信じるために 僕が僕にした"洗脳"

 

どうも!路上役者亮佑です!

 

「舞台は儲からない」「舞台で生計を立てるなんて無理」と言われていますが、

僕は、舞台でメシを食っていくことは誰にでも可能だと思っています。

 

そして「誰にでもできる」から「自分にもできる」と信じています。

 

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〜目次〜

 

 

【舞台でメシを食っていくために必要なもの】

 

まず舞台でメシを食うためには、具体的に何が必要なのか?

 

それは集客力です。

 

なぜなら舞台役者のギャラは、芸歴や役の大小ではなく、集客に準じて支払われるからです。

 


【どれぐらいの集客力が必要か?】

 

まず「メシを食っていく」という定義を、月収12−13万円としましょう。

この額は少ないですが、食ってはいけるでしょう。


では一度の舞台で、12−13万円を稼ぐために必要な集客力は、どれぐらいなのでしょうか?

 

それは150人です。

 

"一度の舞台"としているのは、舞台は稽古期間があるので、回数的には一ヶ月に一度が限界だからです。


一ヶ月に一度の舞台で150人集客する。

そして、それを12ヶ月続ける。

 

なので年間でいえば、

150X12=1800

 

年間1800人という集客数が「舞台でメシを食っていく」ために必要な集客力です。

 

 

【年間1800人を集客するには、ファンが何人必要か?】

 

演劇はファンビジネスです。


なので僕は「舞台でメシを食っていく」ためには、

ファンを何人作ればいいのか?と、考えました。


どこからをファンとして、どこからをファンとしないのかというファンの定義は難しいですが、

僕は「3ヶ月に1回、僕の舞台を見に来てくれる人」としました。

 

毎月舞台をやると仮定して、毎回来てくれる人もいるでしょうが、みんながみんなそうではないでしょう。


毎月やってる中で、3ヶ月に1回来てくれれば、間違いなくそれはファンです。

 

なので、1回の舞台で最低限必要な集客数150を3倍にします。

 

450ですね。

 

450人ファンがいれば、「舞台でメシを食っていく」のステージに到達することができます。

450はあまりキリが良くないので、多めにとって500。

 

500人のファンがいれば、

絶対に「舞台でメシを食っていく」ことができます。

 

 

【ファン500人の難易度は?】

 

東京には人がいっぱいいます。

世界的にもトップクラスの人口です。

 

さらに、東京には近郊からも日常的に人が来ます。

埼玉や神奈川、千葉から。

 

その埼玉・神奈川・千葉に東京の人口を合わせると、3600万人になります。

3600万人もの人が、生活圏としている地域に、幸運にも僕は住んでいる。

 

そのうちの500人。

3600万人のうちの500人に、自分のことを好きになってもらえれば、

僕は「舞台でメシを食っていく」ことができる。

 

単純計算で、7万人に1人

 

7万人に1人ですよ?

7万人に1人の人にファンになってもらえれば、舞台でメシを食っていける。

 

これなら、絶対誰でもできますよね。

むしろ、7万人全員に嫌われることの方が難しい。

それはそれで、もはや才能です。

 

これが、僕が舞台でメシを食っていくことは誰にでも可能だと思っている理由です。

 

 

【最後に;僕が毎日路上をやる理由】

 

僕が毎日のように路上に立って一人芝居をしているのは、言い換えれば「7万人に1人」に出会う努力です。

 

この思いは、2年半前に路上を始めたときから変わっていません。

 


まだ舞台をやり始めたばかりのとき、とても印象に残っている出来事があります。

 

共演者に、本当に芝居が上手な先輩がいました。

その先輩が、稽古後の飲みに誘われたときの返答が、僕にとって衝撃でした。

 

「今日はバイトだから行けないわ」

 

これだけ上手い人でもまだ芝居でメシが食えないのか、とショックを受けました。

 

その頃から「まず舞台でメシを食えるようになりたい」と思っていた僕は、

「芝居が上手いだけじゃダメなんだな」と思いました。

 

しかし考え方を変えてみると、それは僕にとっての希望に変わりました。

 

芝居が上手くなったからといって、芝居でメシが食えるようになるわけじゃない。

でも、500人ファンができれば、確実に芝居でメシが食える。

 

だったら、500人のファンを作るための努力をするしかない。

 

もし、プロの役者の条件が「芝居が図抜けて上手いこと」であれば、センスや才能も関係してきます。

 

センスや才能は生まれ持ったもので運なので、自分ではどうすることもできない。

でも「ファン500人」であれば、自分次第でどうにでもなる。

 

「7万人に1人」に好かれさえすればいいのだから。

「7万人に1人」なら誰でも出来る。

 

誰でも出来るから、俺にもできる。

 

これが、僕が僕にした洗脳です。

 

誰にでもできる。あとは自分次第。

そして出来るかどうかは、やるかやらないか、それだけです。

 

そうなったらもう、やるしかないですよね。

 

 

 

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