俺は路上で生きていく

路上での一人芝居のみで生計を立てる路上役者のブログ

路上役者亮佑の「舞台役者亮佑」への事業計画〜2020.05.05

 

どうも、こんにちは!路上役者亮佑です。

 

大変、大変遅ればせながら、(去年の)1月の下旬に舞台『次回作!』終演いたしました。

ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました!

 

個人的には、1年ぶりの舞台となりました。

 

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このブログでは、その舞台『次回作!』の結果を踏まえた僕の現状や課題、今後の展望と、路上役者亮佑の2018・19年の報告を書きたいと思います!

 

僕の現状や課題、展望、報告…

そうです!

これは、なんだかんだ一年に一回くらい書いている僕の『事業計画』第三弾です!

  

路上でメシが食える「路上役者亮佑」ではなく、

舞台でメシが食える「舞台役者亮佑」になるための施策です!

 

ぜひご一読を!

 

ちなみに、第一弾↓

『俳優・河合亮佑(仮)の事業計画』

 

第二弾

『【続】俳優・河合亮佑(仮)の事業計画』

 

※注;5042文字あるので、お忙しい方は目次だけでも。

目次だけでも、大体言いたいことは分かるようになっています。

 

しかし、日本人が1分間に読める平均文字数は400〜600字らしいので、10分程度で、頑張ればたぶん6分くらいで読み終わります!

 

路上役者亮佑の「舞台役者亮佑」への事業計画〜2020.05.05
 

〜目次〜

 

 

【路上役者の成果】

 

まず1月の舞台と一昨年・昨年の報告です。

路上役者の成果です。 

 

①集客数100超え

 

おかげさまで、とてもとてもありがたいことに、

今回の舞台では、延べ103名の方にお越しいただきました。 

 

103名のうち、路上がキッカケで来てくれた方は69名でした。

 

前回の舞台では、

全体で延べ50名、うち路上キッカケの方が13名でした。

 

なので、この数字は僕にとっても完全に予想外、

とてもとても嬉しい誤算となりました。

 

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②ついにフリーター卒業

  

舞台以外での、一番のビッグニュースはやはりこれでしょうか。

 

一昨年の5月にバイトを全て辞めて、

路上芝居一本で食べていけるようになりました。

 

芝居を始めてから9年

ようやく、曲がりなりにも芝居だけで飯が食えるようになりました。

 

ちなみに、第一弾の事業計画の書き出しが、こんな感じです。

(※注;河合亮佑は僕の本名です)

 

「冒頭で俳優・河合亮佑と謳いながら、実のところ収入の大半をバイトで賄っている、俳優・河合亮佑(仮)です。こんにちは。(仮)を取り除くための僕の施策が以下に書いてあります」

 

収入の大半を賄っていたバイトを辞め、この(仮)が取れたこと。

 

ようやく僕はフリーターを卒業し、俳優になることができました。

 

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③改名してしまう

 

 

これは成果ではないですが、大切な報告として、です。

路上一本で食べていくようになったことを機に、本名から改名しました。

 

名前はなかなか覚えてもらえないものなので、

「名前とやっていることを一致させたい」

「検索したら一発で出てくる名前にしたい」

という思いから決めました。

 

いまのところ、気に入っています。

 

 

④仕事の幅が広がる

 

これも僕にとっては、とても大きなことです。

今までの僕の仕事は、舞台か路上に限られていました。

 

しかし一昨年・昨年と、今までとは異なる仕事をいくつか頂きました。

 

福祉施設でのパフォーマンス、フリーマーケットでの路上、トークゲスト、ライブハウスや居酒屋での一人芝居、などです。

 

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どれもギャラを頂いての仕事ですし、

そして、どれも路上での出会いがキッカケとなり繋がった仕事です。 

 

 

【路上役者の課題】 

 

一定の成果は出たと自負していますが、もちろんまだ課題も山積みです。

 

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次に、目下の課題を挙げていきます。

 

①それでも集客は少ない

 

前回の舞台で103名の方に来ていただきましたが、

舞台役者として食べていくには、まだまだです。

 

僕自身の中では今回の103名は、もちろん最多なのですが、

それでもギャラは10万円強。

 

 

1ヶ月さえ生活できませんね。

 

 

「舞台役者亮佑」への道はまだまだ2合目ぐらいでしょうか。

 

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②収入の少なさ

 

ようやく芝居だけで生活ができるようになったと言いつつも、まだまだ収入は少ないです。

カツカツです。

 

芝居だけで生活するようになった2018年の6月から先月まで、

21ヶ月間の平均月収は、11万8764円でした。

 

カツカツです。

 

月収11万じゃ胸張って、「芝居でメシ食ってます!」と言えない。

この低収入はまだまだ課題です。

 

 

【路上役者、今後の目標】

 

まだまだ低い集客力、低い収入という課題を踏まえ

以下は、路上役者の今後の目標です。 

 

①舞台集客150名

 

まず、僕が次に目指している場所はこれです。

 

集客150名超え

 

なぜ150かというと、これは

「舞台の収入だけで1ヶ月生活できる集客数」だからです。

 

まずはじめの一歩として、

「1ヶ月だけ舞台役者亮佑」を

"今年中"に達成します。

 

 

②路上で月収20万

 

僕は役者としての収入を強く意識しているし、

もっともっと役者として稼ぎたい。

 

収入は、自分自身の価値であり、評価であると思うからです。

 

【参考】

『舞台役者がもっと”収入”を意識すべき3つの理由』-路上役者亮佑-

  

今までの平均月収が11万円だったので、まずは月収15万円を目指そうと思ってましたが、去年の5月に15万達成しました。

 

なので、次は

役者収入で月収20万を

"今年中"に達成します。

 

 

【路上役者、今後の施策】

 

では、今年中の集客150名超えと月収20万超えを達成するために、どんなことをしていくのか?

 

以下は、その施策です。

  

①「流し」への参入

 

「流し」とは、居酒屋のテーブルを回って、お客さんのリクエストに応えて芸を披露して、チップを頂く仕事です。

 

月収20万達成のためには、生産性を上げなければいけません。

そして、売上を上げるには、客数を増やすか単価を上げるしかない。

 

そのための幹の施策として、流しをやりたいと考えています。

 

実のところ、流しはミュージシャンかマジシャンがほとんどで、役者はいません。 

でも、路上だってミュージシャンかマジシャンがほとんどだったので、何とかなるんじゃないかと、呑気に思っています。

 

僕が普段の路上で見てもらえるのは、せいぜい1日10組程度。

 

流しをやれるようになれば、客数も単価も路上より大きく上がるんじゃないかと考えています。

 

詳しくはこちら;『路上役者が流しをやりたい5つの理由』

 

4月中には、具体的に動き出します。

のつもりでしたが、こんな時期なので、早速延期中です。

 

 

②「動画・生配信」への参入

 

動画や生配信も始めないとですね。

とりあえず、「やれることは、何でもやる」ぐらいのがむしゃらさが、僕には足りてない。

 

だから、一日一回くらい「やれば?」と言われる動画にも手を出します。

 

YouTubeとか、TikTokとか、インスタやツイッターにも動画は出せる。

一人芝居の動画を出して、路上につなげたい。

 

Youtube, Laptop, Notebook, Online, Computer

 

しかし、あくまでも目標は「舞台集客」であり、

「動画や生配信で人気を出すこと」ではありません。

 

舞台につなげるために、動画や配信で僕を知って、

路上に来てくれるキッカケになったらいいなぁと思っています。

 

3日ぐらい前(5月2日)に始めました。

 

TikTok

路上役者 亮佑(@rojoyakusha) | TikTok

 

YouTube

路上役者亮佑 - YouTube

 

 

生配信は、4月に始めました。

【ぽこちゃ】

Pococha(ポコチャ)公式サイト - ライブコミュニケーションアプリ

 


③演目総入れ替え

 

これは、路上の内容に関することです。

今までやってきた、僕の十八番的な演目たちですが、全部捨てます

 

路上から流しへとフィールドを変えるだけじゃなく、

内容も磨いていかないといけませんからね。

 

極端な策じゃないと飛躍はないと思うので、思い切ります。

 

参照;『足を使えなくしたら、空を飛べるかもしれない』

 

4月から始めました。

 


④キャッシュレス決済の導入

 

こないだ赤羽橋で路上をやっているときに、

「僕、現金持ち歩いてないんですよ。QR決済あったら、絶対投げ銭したのに!」

と言ってくれる方がいました。

 

時々ですが、こういうパターンも増えてきています。

 

なので、とりあえずLINE Payを導入します。

 

PayPayやクレジットカード決済も導入を検討しています。

とりあえず、やれること何でもやる。

 

LINE Payは、すでに導入済みです。


 

【おわりに】

 

僕を応援してくださる方が、初めて100名を超えました。

本当に本当にありがたいことだなと感じています。

 

舞台に来てくださって、「また改めてお礼をさせて頂きます!」という連絡をしたまま、1年以上の年月が経ってしまい、僕のことが記憶の彼方に行ってしまっていたという皆さん、本当に失礼しました…

 

でも、僕は舞台に来てくださった方々への恩を、一時も忘れたことはありません。

 

この事業計画も、今回はもちろん、今まで一度でも僕の舞台に来てくださった方の顔を、一人一人思い浮かべながら、これから一人一人に送っていきます。

 

路上でも、僕がめげそうなときや落ち込んでるときに

応援してくださっている方が来てくれて、僕が逆に元気をもらうことも増えてきました。

本当に、本当にありがたいことです。

 

 

僕はいままで「自分がやりたいこと」「自分がやりたい表現」だけを考えてきました。

 

3年半の間、自分本位でやってきた今、

自分がたどり着ける限界が見え始めています。

  

路上で16万7千円稼ぎました。

舞台では100人集客しました。

 

かなり頑張れば、20万はいけるでしょう。

超頑張ったら25万ぐらいまではいけるかもしれません。

 

集客も、いつか150人はいくでしょう。

超頑張ったら200人まではいけるかもしれません。

 

 

でもそれ、継続できるの?

 

 

月収15万は去年の5月に達成しましたが、

それ以降15万を超えたのはたったの一度だけ。

 

舞台集客も、毎月150人や200人呼べるような役者じゃなければ、

僕の夢である役者として家庭を持ち、家族を養うことは難しい。

 

毎月のように安定して、20万30万稼げなきゃ、

舞台集客150人200人行けなきゃ難しい。

 

正直、見えていません。

 

これが、僕が感じ始めている限界です。

 

 

一度話は変わりますが、こないだ精神が弱っているときに考えていました。

 

僕は100人もの人に応援していただいていて、

果たして、それに値するものを返せているのだろうか?

 

僕はそれほどの何かを与えられているのだろうか?

 

エスと答えるのは傲慢だし、

ノーと答えるのは卑屈すぎる。

 

この問いにイエスと答えられるようになることは、一生ないのかもしれないけど、

エスと答えるための努力は一生続けていかないといけない。

 

どちらにしろ、こんな僕を応援してくれている人たちに、

少しでも多くのものを返すことができる、与えられることができる役者でありたい。

 

だから僕はこれからは、

自分を応援してくれる人がどうしたらもっと喜んでくれるのか、

どうしたらもっと自分を応援したいと思ってもらえるのか、

今までの自分本位を見直し、少しずつ他人本位で考えていきたいと思っています。

  

そして、自分を応援してくれる人たちに、

少しでも多くのものを与えられる役者になるために他人本位で考えていくことが、

いま感じ始めている限界を突破する方法なんじゃないかと思っています。

 

正直、具体的なことはまだ何も見えていません。


でも、そこに限界を打ち破るヒントがあると信じています。

  

これからも応援してください、とは言いません。

 

僕は、応援し続けていただけるように、

応援したいと思い続けられるような人間でいられるように、

必死に役者道を邁進していきます。

 

今後とも、宜しくお願い致します。

 

2020.05.05

路上役者亮佑

 

 

 

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