俺は路上で生きていく

路上での一人芝居のみで生計を立てる路上役者のブログ

路上は怖い?!ー路上芝居を経験する前に恐れていた事と現実の差ー

どうも皆さん、こんにちは!路上役者亮佑です。

 

新しいこと始める時って、色々不安に襲われますよね。

新しいクラスになったら友達はできるかな…とか、

明日から始める習い事の先生は怖くないかな…とか。

 

僕も路上を始める前は、

路上って警察に怒られたり、酔っ払いに絡まれたり、

やっぱり嫌なことがたくさんあるのかな…

と、不安いっぱいだったわけです。

 

今回のブログは、そんな僕が抱いた不安の数々が、

路上芝居を2年やってきて、実際はどうだったのか、

現実となったのか、杞憂だったのかについて、

正直に、そして赤裸々に書いていきたいと思います!

 

 

 

〜目次〜

 

 

【路上って警察とか大丈夫なの?】

 

「「チャリあっちとめて」と横柄な態度をとる警官「チャリあっちとめて」と横柄な態度をとる警官」[モデル:大川竜弥]のフリー写真素材を拡大

 

最初に抱いた不安はやはりこれです。

 

警察官が全員、この写真のような抜けてそうな人なら許してくれそうですが、

「路上ライブってダメだって聞くし、もし警察に見つかったら逮捕ってことも…」

 

かなり大げさですが、

僕はビビリなので、実際これぐらい不安でした。

 

結論から言うと、なんとか大丈夫です。

 

実際僕も、今までに何度も注意されました。

しかし一度注意されたら、場所を変えればなんとかなります。

 

ただ、注意されても聞かず、

同じ場所でずっとやっていると、さすがに怒られます。

向こうも人間ですし、当然といえば、当然ですが。

 

僕はこれで「次見たら、警察署連れて行くからな」と、めちゃくちゃ怒られました。当然です。(笑)

 

一回注意されたら止めるまではいかないまでも、大人しく移動するようにしましょう。

そうすれば、そんなに厳しく言われることはないので、なんとかなります。

 

警察官にも、優しい人はたくさんいますからね。

ちなみに一度、職業が警察官の人がプライベートの時に

僕の路上芝居を見てくれたことがあって、とっても気に入ってくれました。(笑)

 

 

【酔っ払いや変な人に絡まれたりしない?】

 

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これもすごく不安でしたね。

 

やっぱり路上には色んな人がいるんだろうなぁ、と。

 

酔っ払いだけじゃなく、

「ヤクザがショバ代(場所代)を払えと脅してきたりするんじゃないだろうか…」

そこまで大きい不安ではなかったですが、ビビリの僕はこんなことも頭をよぎりました。

 

結論から言うと、余裕で大丈夫です

 

この点に関しては、ほとんど問題ありません。

ヤクザがどうのこうのの問題は、もはや迷信みたいなものですしね。

 

だけど、酔っ払いに関しては、やはり絡まれます。

しかし酔っ払いにも、”良い酔っ払い”と”悪い酔っ払い”がいて、

酔っ払いだからといって、全員が面倒臭いわけではありません

 

そして、それはシラフの人も同じですよね。

面倒臭いシラフの人より、良い酔っ払いの方が遥かに対応しやすいですし、金払いも良いので、僕は大好きです。(笑)

 

やはり、悪い酔っ払いや面倒臭いシラフの人など”変な人”に絡まれることもありますが、

全体でみると、遥かに良い出会いの方が多いです。

 

やはり、何事も経験する前は

良いことよりも悪いことの方をたくさん思い浮かべてしまいがちですが、

やってみると、「そんなことなかった!」ってなることが多いですよね。

 

そもそも路上の場合は、そういう人たちは芸を見ないという自由があるので、

ある程度はフィルタリングされます。

 

非難や批判をされることもありますが、

それは人前に出て表現をしていれば、必ず直面するもの。

 

良い出会いの方が遥かに多いので、

悪い出会いの記憶を良い出会いで塗りつぶしていきましょう

 

 

 

【本当に人は止まってくれるの?】

 

これが最も切実な不安かもしれませんね。

 

自分の芸なんかに、わざわざ足を止めて見てくれる人が、果たしているのだろうか?と。

 

500%います。

 

僕は、始めは路上ライブ式のコントをやり、その後呼び込み式の路上芝居をやってきました。(←僕の路上の変遷を書いたブログ)

 

今までおそらく400回以上路上芝居を行ってきましたが、

誰一人として見てくれなかった日は1日だけです。

 

しかもその日は、台風だったとか吹雪だったとか極寒だったとかではなく、

ただ「やる気が起きなかった」日でした。

 

 

僕が路上を始めたのは2016年9月で、

これは2018年4月16日のことなので、

1年半以上は必ず誰かが見ていてくれたことになります。

もちろん友達や知り合いなどは含まずに、です。

 

未経験・無勉強のコントをやっていた時も、

台風の日も雪の日も路上をやりましたが、誰一人止まってくれなかったことはありませんでした。

ただどうしてもやる気が起きなかった、その日を除いては。

 

つまり、自分の気持ちさえ伴っていれば、必ず誰かが立ち止まってくれます。

実際、僕がやる気が起きなかったのはこの日だけではないので、

たとえ気持ちが伴っていなくても、立ち止まってくれる場合がほとんどです。

 

絶対に立ち止まってくれる人はいるし、

その立ち止まってくれた人が自分の芸で喜んでくれた瞬間は、

表現者として何にも代え難い経験になるはずです。

 

しかし、こればかりは何度聞いても実際自分でやってみるしかない。

自分を信じて、他人も信じて、一歩を踏み出してみましょう!

 

 

おまけ♢ファンついたりする?

 

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します。

 

無勉強・ 未経験のコントをやっていた僕でさえ、

わずか2回目で固定客が2人つきました。

 

「それは実力があったからじゃないの?」

と、思う方もいるかもしれませんし、僕もそうであって欲しかったですが、残念ながら違います。

 

その人たちは、

「前回と変えた箇所を見つけて盛り上がる」

「合間のトークが上手くなっている」

「やはり徐々に場慣れしているのが感じ取れる」

など、その人自身で独自の楽しみ方を見つけているんです。

 

自分が考えてもいなかったこと、価値があると思っていなかったことに、

いわば勝手に価値を与えてくれるんです。

 

これは間違いなく、人前で表現したからこその収穫です。

自分一人だけで考え、練習していたのでは、

絶対に知ることが出来なかったことです。

 

彼らはほぼ毎週観に来てくれましたし、

僕の舞台にも足を運んでくれました。

 

 

路上は厳しい世界です。

 

しかし、僕がそうであったように、

未経験の頃の想像よりは決して厳しくありません

そして同時に、想像より遥かに優しい世界です。

 

新しいこと始める時って、色々不安に襲われますよね。

新しいクラスになったら友達はできるかな…とか、

明日から始める習い事の先生は怖くないかな…とか。

 

でも大体それって、実際やってみると取り越し苦労だったりしませんか?

 

今はたくさん不安があるでしょうが、一歩踏み出してしまえば、今までがそうであったように、

すぐにその不安が取り越し苦労であったと気付くでしょう。

 

もしこれを読んでいるあなたが、

路上で何かパフォーマンスをしたいと思っているのなら、

「危ない橋も一度は渡れ」

とりあえずやってみると、まじで人生変わりますよ!

 

表現者として、共に歩んでいきましょう!

 

 

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