俺は路上で生きていく

路上での一人芝居のみで生計を立てる路上役者のブログ

ヒッチハイクで学んだこと。思い出した初心。〜低い可能性を信じる大切さ〜

どうも!路上役者亮佑です!

 

先日、ヒッチハイクで広島まで行ってきました!

僕はヒッチハイクを何度かやっているんですが、今回久しぶりにやってみて、路上芝居を始めたての初心を思い出しました。

 

ヒッチハイクと路上って、とても似ているとこがあると思うんですよね。

 

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〜目次〜

 

 

【低い可能性を信じる大切さ】

 

ざっくり言うと、ヒッチハイクは「乗せてくれるかどうか」、路上は「好きになってくれるかどうか」が、成功と失敗を分ける分岐点です。

 

ヒッチハイクを経験する前の僕は、「ヒッチハイクで乗せてくれる人なんて本当にいるか?」と思っていました。

それは役者として路上をする前に、「俺にファンなんて本当にできるか?」と思っていたのと同じです。

 

だけど、ヒッチハイクを経験したあと、僕の考えは変わりました。

 

乗せてもらえないことの方が圧倒的に多いけど、乗せてくれる人もたくさんいたおかげで、成功の可能性はどんなに低くても「0ではないんだ」と思えるようになりました。

 

疑いしかなかったヒッチハイクに成功し、

「乗せてくれる人なんているか?」が「いた」に変わったおかげで、

「俺にファンなんてできるか?」が「できる」に変わったのです。

 

つまり僕は、たとえ低くても0ではない可能性を信じられるようになりました。

 

 

【失敗は成功の対義語じゃない。単なる通過点だ】

 

ヒッチハイクは基本断られます。


断られる回数を失敗、乗せてもらう回数を成功とするなら、失敗より多くの成功を掴めることはありません。


つまり、ヒッチハイクは”失敗だらけ”の世界。

 

僕は今までで約100台の車にヒッチハイクで乗せてもらいました。

しかしその100を成功とすると、失敗は確実に5000を超えます。

 

でも僕は、人生で試みたヒッチハイクで乗れなかったことは1度もないし、目的地まで辿り着けなかったことも1度もありません。

 

そのことから僕は、失敗は成功の対義語ではなく、成功までの単なる通過点なんだということを学びました。

 

 

【0と1の間の隔たり。たった”1”を積み重ねるだけでいい】

 

0と1の違いはとてつもなく大きいです。

 

0が続いて諦めてしまえば失敗だけど、たった1だけ出会うことができれば、それまでの失敗も含めて、全てが成功に変わる

 

 

僕がヒッチハイクで沿道に立って、乗せてもらえなかった時間で最も長かったのが1時間半です。

 

おそらく台数にすれば、1000は超えているでしょう。

でも結局は乗せてもらうことができました。

 

その1時間半の間に、1000以上の失敗を積み重ねたし、何度も諦めかけました。

向かいの歩道からたくさんの人に指を差されたり、立ち止まってずっと僕の様子を眺めている人もいました。

 

その人たちには、僕が失敗しているように見えたことでしょう。

 

でも僕は結局、”1”を手に入れて、目的地まで行くことができました。

 

大事なことは、たとえいまが”0”でも、必ず”1”があると信じて、行動し続けることなのです。

 

 

【”低い可能性”に賭ける】

 

ヒッチハイクをみんなやるべきだ!と言う気はありませんが、「たとえ低い可能性でも、継続してればいつか必ず実現する」という実体験は、僕の人生を変えてくれました

 

「旅は人生を変える」とはよく言いますが、実際に僕が25歳のときにヒッチハイクの旅をして、自分で1番変わったなと思うことが、その「低い可能性を信じる」ことです。


考え方が変わり、行動が変わり、その結果として人生が変わった。

 

 

その変えることができた考え方を信じて、路上に出て行動を続けた結果、僕の路上芝居を繰り返し見に来てくれる人が増えたり、舞台を見に来てくれる人に出会えたり、会ったこともない人に会いたいと言ってもらえるようになりました。

 

これも全ては、”低い可能性”に賭けた結果です。

 

0に近いかもしれないけど、絶対に0ではないという信念を持って、ひたすら1を追い求めた結果として、手に入れることができた報酬なのです。

 

 

【まとめ】

 

武道館を満員にした!というと、めちゃくちゃ凄く聞こえます。

だけどそんな凄いアーティストでも、日本全体でみればわずか0.01%(1万人に1人)を集客したに過ぎません。

 

超有名アーティストでも、そんなもんなんですよね。

 

武道館なんて夢のまた夢である僕ら駆け出しアーティストが、100人に1人に好かれようなんて考えちゃいけない。

1%の人に好かれようなんてそんな考え、おこがましいことこの上ない。

目標が高すぎる。

 

1000人、10000人に嫌われたっていい。

最初は、50000人に1人に好かれようぐらいがちょうどいいんじゃないでしょうか。

 

 

でも、それでも大切なことは0じゃないこと。

0.01でも、0.001でも、0じゃないんです。

 

そしてそれは、「可能性がある」ということ。

 

今回のヒッチハイクで、路上を始めたての初心を思い出すと同時に、芝居を始めたての初心も思い出しました。

 

可能性があるならやってみたい」

 

芝居に限らず、何かに挑戦する時、同じように決心した人は多いんではないでしょうか。

 

そしてその可能性は、諦めて辞めてしまわない限り0になることはありません。

 

表現者を目指し、芸能界に飛び込んだ人はもともと簡単に売れるなんて誰も思ってないでしょう。

簡単に売れないということは、可能性が低いということです。

 

でも幸いなことに、続けている限り可能性が0になることは絶対にないんです。

 

 

たとえそれが低い可能性だったとしても、可能性がある限り。

それを信じ、挑戦し続けていきましょう。

 

 

 

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