俺は路上で生きていく

路上での一人芝居のみで生計を立てる路上役者のブログ

史上初!合法的に路上芝居!ー普段(違法)とのちがいー

どうも!こんにちは!

路上役者亮佑です!

 

おとといの日曜日、下北沢でフリーマーケットがありました。

二週間ほど前に、路上で出会った方に「よかったら、そこでやらない?」と誘ってもらえたので、二つ返事で行ってきました!

 

路上芝居とフリマ。

僕のイメージ的に全然繋がらなかったんですが、こういう出会いも路上ならでは!

 

どんな風に何をするのか全く謎な状況も、逆に趣深いと思いながら、路上をやらせてもらいました。

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思えば、警察の許可が下りている場所で路上芝居をやるのは初めて。(自分で許可とったわけではないので、完全な便乗ですが)

 

イベントの中で路上をやらせてもらうのも初めてだったし、いつもとはちがった良いことがいくつもありました。

 

なので今回は僕が感じた、普段やっている路上(大きい声では言えないが、違法)と、許可が下りている場所でやる路上のちがいを書いていきたいと思います!

 

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〜目次〜

 

 

①不審者扱いされない

 

これが一番大きい(笑)

 

普段の路上は道端でポツリと孤独にやっているので、やはり浮きます。

その浮いている中で、路上”芝居”という異物感

 

”得体の知れないヤツ”が”得体の知れないこと”をやっている。

 

異物感に拍車がかかりますね。

 

いま自分で書いていて、「だからいつもあんな冷たい目で見られるんだな」と、妙な納得感を覚えているところです。

最近は一日一回、女性から半笑いで「怖い」と言われますしね。

 

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でも今回は、フリーマーケットで出店も多く出ていて、お祭り的な雰囲気でワイワイとやっている。

そんな中、僕もワイワイとやっているので、いつもの異物さが薄まります。

 

みんな服や食べ物を売っている中で、僕だけ芝居をしているので、もちろん異物感は無くなりはしません。

 

だけど、「出店している中のひとつ」として見られることは、箔がついた感じで、いつもより冷たい目線で見られることが格段に少なかったです。

 

なにより、普段より無視される回数が少なかった!

見ていかないにしても、反応してくれるケースが通常比4倍くらいありました!

 

イベント事はこんなにやりやすいのか!と感じました。

 

 

②声をかけられることが多い

 

不審者扱いされずに、得意の異物感で興味を持ってもらう。

すると、そこにお祭り的な高揚感も合わさって、フレンドリーに話しかけてくれる人がたくさんいました。

 

「会話 イラスト」の画像検索結果

 

普段は相手から話しかけてくれることなんて、良くて一日一回です。

 

普段(違法) より無視されることも少ないし、逆に話しかけてくれる人も多い。

 

快晴に恵まれた、日曜の昼下がり。

 

「法律を守るって、なんて素晴らしいことなんだ」

 

と、感じずにはいられませんでしたね。

 

 

③横の繋がりが増える

 

そのフリマは地元の商店街主催だったので、たくさんの地元の方が出店していたり、遊びに来ていたりしていました。

 

近くで出店(でみせ)を出している人が見にきてくれたり、1年以上前にバーでコントをやらせてもらったときの店長さんに久しぶりに再会できたりもしました。

 

ジャンルは全く違えど、同じフリマに出店しているという共通点があるだけで、やはり親近感が湧きます。

それで興味を持ってもらえて、見てもらえることが多々ありました。

 

下北沢は僕も日常的に路上をやっている場所です。

その場所で知り合いが増えて、「今度路上で見かけたら、また声かける!」と言ってもらえて、普段では得られなかったであろう繋がりが増えました。

 

私たち赤い糸でつながりました

 

僕にとっては、イレギュラーな時間とイレギュラーな場所で活動したことにより、イレギュラーな出会いを得られたことが、何よりの収穫でした。

 

 

④クソ稼げる

 

最後はやはりこれですね。

これも、とても重要なことです。

 

祭り的な感じで、みんなある意味「お金を使いに来てる」

これは、普段の路上と決定的に違うことです。

 

めちゃくちゃ金払いがいい。

 

お金をドブに捨てる人のイラスト(男性)

 

投げ銭・ギャラを合わせると、3時間ほどで僕の収入の3〜4日分は稼げました。

 

それも自分が好きなことをして、誰かに喜んでもらって、その対価としての収入。

 

「こんな日が毎日続けばいいのに」と思うほどに、心から幸せを感じました。

 

 

【まとめ】

 

不審者扱いされ、「怖い」と言われ、声をかけても無視ばかりされ、声をかけてくれるのは、逆に無視してほしい警察だけ。

一般の人が声をかけてくれることなんてほぼなく、孤独にチマチマと路上に立っている僕。

 

ですが今回のイベントでは、ちゃんと場所を与えられ、たくさんの人に声をかけもらえ、芝居を見てもらえて、バイトで半日働いたぐらいの金額を、数時間で稼げました。

 

好きなことを好きなようにして、その対価としてお金をもらう。

 

まさに夢のような時間でした。

 

きっかけとなった出会いも、路上で芝居をしていなかったら、有り得なかったことです。

 

もっと行動して、継続して、芸の質を高め、こういった出会いを自分の力で数多く獲得できるように成長していきたいと強く思えた、最高に幸せな時間でした。

 

最近、路上で自分も芝居がしたい、一緒にやりたい、と何人かの人に声をかけてもらいました。

 

まだ数が少ない路上役者として、路上に出ていると、このフリマのような、役者として夢のような時間を過ごせることもあるんだということも伝えていきたいと思っています。

 

そのためにも、そして自分のためにも、こういった良い出会いをたくさん得られるように努力していきたいと思います!

 

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