どうも、こんにちは!路上役者亮佑です!
先日、品川の路上で一人芝居をしているときに、
向かいの店でバイトしてる人が、こっちを見てクスクス笑ってました。
バイトをすることって、いわば”普通”ですよね。
国民の大多数が経験してる。
バイト経験のない人を見つけるのは、
自撮り経験のない女子大生を見つけるぐらい難しそうです。
それに比べて、路上で芝居をすることは”異常”です。
タピオカを飲んだことがない女子高生ぐらい異常です。
バイトをしていて、「バイト(笑)」と笑われることはありませんが、
路上で一人芝居をしていて、「一人芝居(笑)」と笑われることはあります。
でも、僕はやはり一表現者として、
”普通”ではなく、”異常”であり続けたいなと思います。
〜目次〜
【俳優界の入口の”普通”】
「役者になろう」と決心した直後の僕は、
”普通”の方法で俳優界のトビラを叩きます。
とりあえず、芝居の勉強をしなくちゃいけないと思い、事務所に入りレッスンを受けます。
そして、最初から芝居だけでメシを食っていけるわけがないので、バイトを始めます。
バイトをしながら、どこかに属し、経験を積んでいく。
役者になろうと決心した人は、
大多数の人がまず、このパターンで攻めていくと思います。
つまり、”普通”です。
僕はとりあえず”普通”の世界に歩を進めました。
【俳優界の出口の”普通”】
俳優として売れるのは狭き門だと言われますが、
事実、売れずに辞めていく人はやはり多いと思います。
俳優を志し、思い描いていた通りの俳優人生を歩める人なんて1%もいないでしょう。
つまり、99%以上の人が売れずに俳優を辞めていく。
先ほどの「バイトをしながら、どこかに属し芝居の経験を積んでいくこと」が”入口の普通”ならば、
99%以上の人が歩む「売れずに諦めること」は、”出口の普通”です。
考えてみれば、当然のことで、
「みんなこうやっている」という方法をとると、
その”みんな”の99%は売れずに辞める人なので、自分も高確率で売れません。
これが、みんなと同じ方法をとる、つまり”普通”の方法をとる最大のリスクだと思います。
【”異常”に生きていく】
僕はいま普通ではない、”異常”な人生を歩んでいます。
路上で一人芝居をすることも、そしてそれで生活することも、
この世界に僕ぐらいしかいないんじゃないかと思います。
しかし、”普通”が持っている力は、想像以上にデカいです。
僕は、役者だから路上で芝居をしているのに、
サラリーマンやアルバイトなどの”普通界”の人によく笑われ、バカにされ、見下されます。
でも、役者なのにバイトをしていると、その”普通界”に溶け込むことができ、そんな悲しいことは起きません。
正直、バカにされることが多すぎると、
「あれ、俺ってなんのためにやってんだろ?バカにされるため?」
と、やる気を失ってしまう時や路上に立つのが怖くなってしまう時もあります。
でも、もうやるしかない。
僕は”普通”の怖さを知っているから。
”普通に”バイトして、”普通に”事務所に入って、のうのうと過ごしてきた日々の閉塞感ほど、僕の中で怖いものはありません。
路上に立つ恐怖心や、マンネリからくる倦怠感が、
あの時の閉塞感を超えることはありません。
”普通”でやってる人と違う結果を残したいなら、
”普通”でやってる人と違う方法をとるしかない。
リスクを取って。誇りを持って。
表現者として、”普通”は死であり、無である。
僕はこれからも、
普通に逃げず、異常に生きていきたいと思います。
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