俺は路上で生きていく

路上での一人芝居のみで生計を立てる路上役者のブログ

路上役者が流しをやりたい5つの理由

 

どうも!路上役者亮佑です!

 

僕は役者として、流しをやりたい。

それは、流しをやることで役者として成長できると確信しているからです。

 

路上役者が流しをやりたい5つの理由
 

〜ざっくり見出し〜

 


①演劇をカラオケ化したい

 

演劇や芝居は、基本的に役者が「演じ」観客が「見る」。

作り手と受け手の二極にはっきりと分かれています

 

僕の路上も、僕が演じて、お客さんが見る。

二極化されています。

 

でも僕は、演劇をみんなで楽しみたいんです。

みんな一緒になって大合唱する、カラオケのように。

 

聞き手が時には、参加者になれちゃう。

観客だった人が、いつの間にか主役になれちゃう。

 

そんな演劇がしたい。

 

流しは、カラオケの原形でした。

ギター片手に酒場を回り、リクエストに応えて伴奏して、みんな一緒に合唱する。

 

そんな作り手と受け手の境界線が、とても曖昧な場を作るために、

カラオケができる前、カラオケの役割を果たしていた流しという環境に飛び込みたいのです。

 

【参考】

演劇を広めるヒントは「カラオケ」にある - 路上役者亮佑

 

 

②役者が芝居で稼げる手段を増やしたい

 

役者って、数あるエンタメの中でも稼げない職業だなと思うんです。

 

例えば、お笑い芸人や歌手、マジシャンは、ショッピングモールに営業とか行くし、結婚式とか企業パーティーに呼ばれている人もたくさんいます。

 

歌とマジック・大道芸は、ストリートでも一般的だし、流しでも主流です。

 

「テレビに出て、有名になって売れる」

以外にも、芸で稼いでいく・食べていく方法はいくつもある

 

それに比べて、役者はどうでしょうか?

 

劇団がイオンに営業いくとかほぼないだろうし、路上や流しで稼いでいる役者もいない。

 

舞台はとても儲かるとは言えないし、テレビの仕事は簡単に回ってきません。

 

「役者で稼いで、食べていく」ための選択肢が少なすぎる。

 

だから流しを、役者が芝居で稼いでいく一つの手段にしたいと思っています。

 

 

③生産性を上げたい

 

芝居で稼げる手段になったとしても、僕の路上のように、

「2時間0円のときもあります」

という低い生産性であれば、

「だったら、バイトしてたほうが…」

と、なってしまうと思います。

 

僕は、路上で芝居をする人が増えたらいいと願っています。

そしたら、今よりずっと演劇が身近になるからです。

 

でも、増えない。

そりゃ、この低い生産性じゃ増えませんね。

 

だけど、生産性が上がって、

「ほぼほぼ時給1000円くらいは稼げるよ」となったら、変わってくるかもしれない。

 

居酒屋の客は金払いが良い。

嗜好品の消費が多い人は、娯楽にお金を払う抵抗が低い。

 

【参考】

僕が実際に役者としてカネを稼ぐためにしていること - 路上役者亮佑

 

だから、路上よりもお金が稼げると思う。

 

生産性が上がったら、プレイヤーが増える。

プレイヤーが増えたら、演劇がもっと身近になる。

 

役者側としても、バイトより芝居で稼げたほうが絶対にいいと思うのです。

 

 

④たくさんの人に芝居を見てもらえる

 

僕は、1日5〜6時間路上に立って一人芝居をしていますが、見てもらえるのは多くても15組ほど。

 

1時間あたり2組に見てもらえれば良いほうで、2時間やって0組ということもあります。

 

居酒屋でテーブルを回り、流しの歌手やマジシャンが「一曲いかがですか?」「マジックいかがですか?」と言うように「お芝居いかがですか?」と聞いて回りたい。

 

そうすれば、路上よりもたくさんの人に芝居を見てもらえると思うのです。

 

 

⑤役者として飛躍的に成長したい

 

飛躍的に成長するためには、今やっていることを改良する「アップデート」ではなくて、

今やっていることをぶっ壊して新たなものを作り出していくイノベーションが必要です。

 

僕が、世界で最初に始めたわけではないですが、路上芝居は

「新しいね!」

と、よく言われます。

 

でも「路上ライブ」と「芝居」という昔からあったものを掛け合わせただけです。

 

「流し」と「芝居」という既存の要素を掛け合わせたアイデアは、僕のイノベーションになるのではないかと思っています。

 

ジェームス・W・ヤング「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」

 

【おわりに】

 

「アイデア自体に価値はない。大事なのは、実行すること」

ラリー・ペイジGoogle創業者)ー

 

こうやってパソコンに向かい、アイデアを書き連ねるだけではなく、ちゃんと足を動かして、実行していきたいと思います。

 

「ウチの店で芝居してもいいよ!」という人がいた場合に備えて、連絡先を載せておきます。

もし連絡が来たら、ドミノピザより早く伺います。

メール;ryosukekawai55@gmail.com

 

路上役者が流しをやりたい5つの理由 

 

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