12月4日。寒い。
初めての南越谷。
いつもの通りに、不安でいっぱいのスタートだったけど、蓋を開けてみればめちゃくちゃ久しぶりの10組!!!
本当に嬉しかった。
路上をやるときは毎回、何組観てくれて、どんな人だったかをメモしてるけど、路上で10組は今年初だった。
びっくり。
嬉しかったのに、逆に寂しくなった。笑
思い返してみれば、埼玉に引っ越してきてからは苦戦に次ぐ苦戦。
昨日の結果!
— 路上役者 亮佑 (@ryosukekawai) 2022年6月8日
1,000円/2時間(1組1名)
[20万まであと184,000円]
初の武蔵浦和、完全に洗礼を浴びましたが、何度も来てくださる方に救われました!ありがすぎた(>_<)
引き続き、色々と探っていきます! pic.twitter.com/86OWRbVhUo
昨日の結果!
— 路上役者 亮佑 (@ryosukekawai) 2022年6月9日
100円/1時間(1組1名)
[20万まであと183,900円]
ギリ1組観てもらえた!
何度か見かけた後で観てくれる人も多いので、色々試しながら種蒔きしていきたいと思います! pic.twitter.com/ymZrT2R9iw
昨日の結果!
— 路上役者 亮佑 (@ryosukekawai) 2022年6月28日
0円/1時間30分(0組0名)
[20万まであと123,834円]
精一杯やった!惜しい人はいた!でも観てもらえなかった!
まあ仕方ない!また対策考えつつ頑張ります! pic.twitter.com/sC7uVySdiz
今日は、決めてたことがある。
声かけの仕方を少し変えること。
名付けて「ガン見声かけ方式」
僕は、道ゆく人々に片っ端から、
「こんばんは、お姉さん(お兄さん)!舞台役者のひとり芝居観ていきませんか?」
と声をかけてるんだけど、昨日の西川口で無意識に声のかけ始めに視線を逸らしてることに気づいた。
きっと照れや恥がそうさせてるんだと思う。
目を一度も逸らさなかったら、観てくれる確率が上がるんじゃないか?と、ふと思った。
だから、今日は絶対に声かけたら、その人から目を逸らさないって決めた。
こんな感じの顔で、バキバキに決まった目でガン見しながら声かける。
そしたら、今年初どころか、何年振りかも分からない10組。
初めて埼玉で通用する手がかりを掴めた気がした。
今後に生かすためにも自分なりに観てもらえるようになった理由をしっかりと細かく分析しておこう。
まず、目を逸らさずに声をかければ、相手からすると、
・自分に声をかけられてるんだとわかる(通行人の多い路上だと、相手からすれば自分に声かけられてるかどうかは分かりにくい)
しっかり分析しようとしたけど、理由が1個しか出てこなかった。
なんてことだ。
そうだ、俺は分析が得意じゃないんだった。
でもあとは、押しが強くなるから、断りづらくなるというのもあるかもしれない。
まあでも、昨日がたまたまかもしれないので、この「ガン見声かけ方式」は、今後も継続して試していこう!
昨日も最初に観てくれたのは、見た目ヤンキーのイケイケ系若者軍団だった。
今まで避けてきたタイプの人たちだ。
なぜ避けてきたかって、怖いから。
こういう人たちは、良くも悪くも本音を言う。
けなされたり、バカにされたりするのが怖いから避けてきた。
一番ひどい時なんて、イケイケ系の人たちが自分の目の前を通るとなった瞬間、必ずスマホを取り出し、電話してるフリをしてるときもあった。
電話してれば、立ち止まる心配はないからだ。
いま考えると、もったいないと思うけど、あのときは、本当に自分を守るのに必死だった。笑
昨日のイケイケ系は、かなり酒が入っていたので、2−3分かかるひとり芝居は厳しいと考え、20秒くらいで終わる一発ギャグ的なものをやった。
結果は、、、
「お兄さん!!ビビるぐらいスベってるよ!!」
笑
ビビるぐらいスベった。笑
その後、
「でも俺、こういう人にあげちゃうんだよなー」
と、合計で2000円もいただいた。
次は、ビビるぐらい引き込めるように頑張るぜ。
前は、怖くて仕方なくて、電話するフリまでして(これぞ本当のひとり芝居)イケイケの若者は避けてたけど、いまはちがう。
正直、まだ怖さは完全に抜けてないけど、こういう出会いがあるたびに、やっぱ人って見た目ではなんもわかんないなって思えるし、ダメだったとしても、こうやってブログでネタにできる。
僕の苦悩やホロ苦い思い出が、たとえ一人でもエンタメになれば幸せだ。
その後も、「小銭なんかいらないから」と財布の中の小銭を全部くれる男前姉さんや、「二人でやりましょう」と言って急遽二人芝居をやった同じ名前のリョウスケさんが観れくれた。
2000人キャパの音楽ホールで企画・製作の仕事をしてる凄腕お姉さんや、「友達が芸人やってて、あなたも同じように苦労してるんじゃないかと思って」と同情で観てくれたお兄さんがいた。
来年に大学受験を控えた高校生も観てくれた。
別にいらないと言ったのに、
「良い気分転換になりました、ジュース代ぐらいしか払えないですけど…」
と、お気持ちもくれた。
その気持ちが本当に嬉しかった。
いつも初めて行く駅は、ウィキペディアで1日の利用者数を調べておおよその人通りを把握してから行くんだけど、埼玉の利用者の多い駅はだいたい乗換駅。
新秋津とか北朝霞とか、利用者数がいい感じだったから行ってみたら、乗り換え駅であんまり観てもらえなかった。
この日の南越谷もそうだった。
乗り換え駅は、乗り換えのために利用してる人が多い。
そして、乗り換えるときは皆んなそうだと思うが、乗り換える電車の時間を気にしてるから、歩くスピードがめちゃくちゃ速い。
歩くスピードが速いと、芝居なんか観てもらえない。
そんな暇なんてないのだ。
「今日もそんな感じかな…」
と、不安いっぱいで始めたけど、そんなことなかった。
やっぱり、思い込みはただの思い込み。
可能性を思いっきり狭めてしまう。
自分にいい影響を及ぼさない無駄な考え事はせず、いまこの瞬間に自分にできることを積み重ねていきたいと思えた、そんな日でした!
今日は「真冬並みの寒さ」と、天気予報で言ってる最悪コンディションの中での路上になりそうだけど、「ガン見声かけ方式」を引っ下げて、できることをやりきりたいと思います!
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