路上は、本当に一筋縄にはいかない!
12月5日、十条。雨。
とにかく寒い。
でも昨日の路上はとにかくよかった。
今年初めて、いやコロナ前振りかも?というぐらい久々の1日10組。
自分なりに意図を持ったやり方で、いい結果が出たので、珍しく意気揚々と現場に向かう。
十条到着。
いつもの場所が空いてない。
いつも閉まってた店が開いてたり、大量の自転車が停められていた。
いつもであれば、慣れ親しんだ場所が空いてなかったら、かなり動揺する。
やったことのある駅でも、やったことのない場所は、初めての駅でやるのと同じぐらいの緊張感とハードルがある。
でも、今日はちがう。
意気揚々だ。
意気Yoh!Yoh!だ。
適当な場所を見つけて、早速開始。
昨日手応えを得て結果も出した、声かけ時に一度も目を逸らさない「ガン見声かけ方式」で攻める。
立ち止まってくれはしないが、反応はしてくれる。
これを続けていけば、きっと大丈夫だ。
。。。
15分経過。0組。
15分観てもらえないなんて、ザラ。
小劇場の客席に敷いてある座布団が、座布団の機能を全く果たさないぐらいペラッペラなことぐらい、よくあることだ。
。。。
30分経過。0組。
30分観てもらえないなんて、まあザラ。
小劇場の最前列の桟敷席が、イスの機能を果たしてくれないぐらい、まあまああることだ。
。。。
60分経過。
ん?
90分経過。
…え?
120分経過。
。。。
0組。
いやあ、厳しい!厳しすぎた!!
寒さがより一層、骨の髄まで沁みた!!!
12月は4日路上やって、
0組→5組→10組→0組
と、かなり出入りが激しい。
思い出してみると、1発目の0組の戸田駅のときも寒かった。
ただ寒かっただけじゃなくて、前日との気温差が大きかった。
2・3発目の日も寒いといえば寒かったが、前日とそう大きく変わらなかった。
そして、昨日の十条も、前日に比べて大きく気温が下がった。
だから、たぶん寒い日というよりも、前日に比べて気温が大きく下がった日は厳しくなりがちになるのかもしれない。
つまり、おでんが売れる日ですね。
コンビニでおでんが一番売れる日は、一年の中で一番寒い日ではなく、前日に比べて大きく気温が下がった、体感温度がめちゃ低く感じる日らしいよ。
おでんが売れる日は、路上役者は売れづらい。
覚えておこう。
10組観てもらえた南越谷で結果が出た理由として、やり方を変えたことは間違いなくあったので、色んなことを試し続けた末に、一つの成果が出た感じがして本当に嬉しかった。
でも、その次の日がこれ。
路上は本当に一筋縄にはいかない!
だからこそ、観てもらえたとき、喜んでもらえたときが嬉しくて、楽しいんだけど。
今日は南浦和!
今日も寒い。
でも、昨日より少し寒いぐらい。
昨日ほどおでんは売れないはずだ。
つまり、昨日より路上役者は売れるはずだ。
僕が東京で路上をよくやってた頃に出会った、下北沢で20年にわたって路上で占いをしているおじさんの話。
「路上を20年やってきて分かったのは、路上において、こうすれば客が来る、こういう日は繁盛する、そんな風に完全に分かることなんて、何一つないんだってこと。何年やっても分からないんだなってことだけは、分かった」
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