俺は路上で生きていく

路上での一人芝居のみで生計を立てる路上役者のブログ

期待を無視する生き方ー好かれるべきは他人じゃないー

僕は小さい頃、周りの人からよく「カッコいい」と言われていました。

 

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「カッコいい」という評価は、

「カッコ良さを求められている」という思い込みを呼んで、

「俺はカッコよくなきゃいけない」という義務感に変わっていきました。

 

そして僕は、すべての行動を「それはカッコいいかどうか?」で決めるようになっていました。(中学時代、野球部の監督に「カッコつけてる」という理由でめちゃくちゃ嫌われた)

 

「カッコいい」という周りの評価が、いつしか僕の生き方になっていたのです。

 

でも、そんな人生つまんなかった。

 

僕は「アイツはいつもカッコいい」という周りの期待に応えようとするあまり、「カッコ悪い」と思われそうな行動を避けて、ひたすら「カッコ悪い」に怯え続ける日々を送っていました。

 

でも他人の「カッコいい」は人それぞれ。

残念ながら、この生き方に正解はありませんでした。

 

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思えば、僕はずっと周りの期待に応えようとする人生を送ってきました。

 

居酒屋のバイトで「キミ、仕事できるね〜」と言われたから、「やっぱ仕事できねえじゃん」と思われそうな失敗を隠したり、路上で「いつも頑張ってるね」と言われたら、頑張ってない姿だけは見せないように気をつけたりしていました。

 

でも周りの期待に応えようとしすぎるあまり、僕はどこかで少し無理をしていました。

 

 

【コミュニティが人格を変える】

 

「コミュニティが人格を変える」という言葉があります。

 

周りから「君はいつも明るいね」と言われるようなコミュニティにいたら、明るい人を演じるようになり、「おとなしい」と言われるようなコミュニティにいたら、おとなしい人を演じるようになるという意味です。

 

なにか「なるほど」と思い当たる節があるんじゃないでしょうか?

 

ヒトはたいてい色んなコミュニティに属しています。

高校、大学の同級生、サークル仲間、バイト仲間、仕事の同僚…

 

そのコミュニティ内で、あなたはどんな人だと評価されていますか?

あなたという人間は一人なのに、コミュニティによって評価は違ったものになっているんじゃないでしょうか?

 

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僕はバイトを掛け持ちしている時、一つのバイト先からは「クソうるさい」と、もう一つのバイト先からは「口数が少ない」と、対照的な評価をされていました。


僕という一人の同じ人間に、違う評価がいくつもある

そして、僕も気付くと、「クソうるさい」バイト先では常にクソうるさく、「口数が少ない」バイト先では常に口数が少なく振る舞うようになっていました。

 

 

【他人を軸にした人生は空しい】

 

そのコミュニティの評価通りの自分しか出せないことが「なんか空しいな」と思ったのは、違う自分を出しづらくなるからです。

 

「クソうるさい」バイト先で、「口数が少ない」自分を出しづらくなる。

「口数が少ない」バイト先で、「クソうるさい」自分を出しづらくなる。

 

「お前なんか変わったな」とか「今日はいつもと違うね」って言ってくるようなやつが絶対いる。面倒くせえ。

 

だからそのコミュニティ内で、普段とは違う面を出しづらくなる。


これも他人の期待に応えようとしている悪い例だと思います。


そんな人生、やっぱり空しい。

やっぱり、生きづらかった。

他人の評価を軸に生きていく人生は、どこかで必ず空しさと出会うんです。

 

 

【他人の期待を無視すると生きやすくなる】

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だから僕は、他人の期待に応えようとする生き方をやめました。

 

他人に「カッコいい」と思われるかどうかも、路上で「頑張ってる」と思われるかどうかも、全て無視。

バイトはもう面倒臭いんで、全て辞めました。

 

評価の軸は自分に置いて、自分の気持ちに素直に生きていこうと決めました。

 

そして、他人の「カッコいい」を軸にするのではなく、自分の「カッコいい」を軸にしたら、自分自身を好きになれた。

他人の「頑張ってる」より、自分の「頑張ってる」を軸にしたら、前向きな反省ができるようになった。

 

他人の期待を無視すると、生きやすくなったんです。

 

 

もちろん、他人の期待が自分を成長させてくれる場合もあります。

 

でも僕のように、その期待のプレッシャーに耐え切れず、自分を押し殺してしまうくらいなら、他人の期待なんて無視したほうがいい

 

他人の意に沿うような努力をやめると、嫌われることも増えるでしょう。

でも、自分が他人に嫌われることよりも、自分が自分に好かれないほうが寂しいと思いませんか?(←今日イチのいい言葉)

 

一緒にいる他人は選べるけど、自分は死ぬまで自分と一緒にいなきゃいけないんです。

だから何よりもまず、 自分が自分を好きなれる、そんな生き方をしていきたい。

 

そのために、少しずつでもいいから、他人ではなく自分の評価を大切にして生きていきたいですね。

 

 

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