みんな、自分を守ることに必死だ。
僕だって、そうだ。
挑戦するのは怖い。
自分が傷つく恐れがあるから。
人前に出るのは怖い。
他人に傷つけられる恐れがあるから。
【心を裸にする】
路上に立つとき、まず始めにやらなきゃいけないことは、
ガードを解いて、心を裸にすることだ。
「路上役者亮佑」
「一人芝居1分だけ」
「日本で2番目に面白い一人芝居」
「芝居が良かったら、お金を下さい」
怪しさしか感じないようなボードを持ち、立っている僕に、
普通の人は警戒心を示し、ガチガチに心のガードを固める。
そんな中、僕もガチガチガードで応戦してしまったら、誰も止まってくれるはずがない。
立ち止まった人でさえも、ガードを崩している人は、まずいない。
心を裸にすることは簡単じゃない。
でも、とても素晴らしいことだとおもう。
【心を裸にするリスク】
心を裸にすることが難しい理由は、
他人から傷つけられるリスクを負うことになるからだ。
心を丸裸にしていると、
「あ、あそこに弱いヤツがいるぞ」と攻撃してくる人が、想像以上にいる。
見た目が怖いお兄さんには、
絶対かけないような言葉を平気で吐いてくる人が、たくさんいる。
他人からの攻撃に無傷でいられれば、何も問題ない。
でも、多くの人はそうはいかない。
他人からの攻撃は、自分を傷つける。
みんな、自分を守ることに必死だ。
自分を守ることに必死な人間が最も恐れる「傷つく」という事態が起きるリスクを
自ら高めにいってしまう。
だから、心のガードを解くことは勇気が要る。
【ヒトはヒトを傷つける】
SNSで誹謗中傷が流行っている。
なぜ、ヒトはヒトを傷つけるのだろうか。
なぜ、ヒトはヒトを馬鹿にするのだろうか。
【ブログ更新】ツイッターでの中傷投稿への法的対応事例 - warbler’s diary
— 片瀬久美子🍀 (@kumikokatase) July 25, 2019
※名誉毀損で訴えた裁判の判決で、損害賠償約270万円(内 慰謝料200万円)が認められましたが、その経緯説明です。https://t.co/dzzycJoJNr
それは、誰かを傷つけたり、馬鹿にしたりすることで、
自尊心を保って、自己肯定感を高めているからだと思う。
自尊心を保ち、自己肯定感を高めることは、
自分の幸せを、そして自分自身を守ることにおいてとても重要だ。
みんな、自分を守ることに必死なんだ。
幸せは、自分を誇りに思えていて、自分を否定する材料が少ない時に味わえる。
それらを脅かすと煙たがられ、高めると好かれる。
傷つくのは怖い。
傷つくと自尊心が落ちたり、自己肯定感が下がったりして幸福感が低下する。
不幸は怖い。
幸せにおいて、「悦に入る」ことは不可欠だ。
なぜか大声で熱唱しながら、自転車で疾走している男は、おそらく幸せなんだろう。
そして、人を蔑むことは、誰でも手軽にできる幸せ生産装置だ。
【裸の心で立つ勇気】
でも、心のガードを解くことは素晴らしいことだ。
僕は、日々心を裸にしている自分を誇りにおもう。悦に入っている。
心のガードを取り払えば、平気で他人を傷つけるような勘違いも寄ってくるけど、
ちゃんとそこに敬意を示してくれる人も集まってくる。
心のガードをぶち壊して人前に出ることは戦いだけど、
日々自分と同じように戦っている人も集まってくる。
だから、僕は心のガードを解く勇気を忘れずに、今日も路上に立ちたい。
他人に傷つけられ、自分が傷つく恐れがあっても。
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