最近、とても真理だなぁと思う言葉があります。
「習慣のみが人生を変える」です。
いい言葉ですね。
人生を変えるには、宝くじに当たるような一発逆転じゃなく、
コツコツ積み重ねるチリツモしかないということですかね。
僕も路上での一人芝居を約3年続けてきて、ようやく少しずつ人生が変わってきたなと思っています。
昨日、路上で出会った女優志望の方に「3年も路上を続けてこられたのはなぜですか?」と聞かれたので、その理由を自己分析して、まとめてみました!
【この記事を読んで欲しい方】
・三日坊主にならず、何かを継続していきたい方
【この記事を読むメリット】
・継続のコツ、気分の大切さ、気分を沈ませない思考法がわかる
【この記事の信頼性】
・路上での一人芝居を約3年継続している
〜目次〜
【①理想の姿を意識する】
僕は「芝居でメシを食いたい。でも、どうしたらいいかわからない」という思いを、5年ぐらいずっと抱えていました。
でも友達からの誘いをキッカケに「路上で芝居を始めたら、いつか必ず芝居でメシが食える!」と思い立ちました。
僕には「これしかない」という覚悟と「これならいける」という信念がありますが、
5年間の虚しさや無力さがあったからこそ、強い覚悟と信念は生まれました。
たとえば、「綺麗になりたいからダイエットをしよう」のように、
何か行動を起こし、続けたいと思っている人は、自分の理想があるはずです。
僕の場合は「芝居でメシを食っていきたいから路上をしよう」でした。
「こうなりたい」という自分の理想の姿を意識することは、とても大切なことだと思います。
【②他人と比較せず、自分の小さな成長を楽しむ】
他人と比較しないこと。
これめっちゃ重要だと思います。
今でも気を抜くとしてしまうんですが、辛いだけです。
なぜなら、比較してしまうときって、ほぼ必ず自分より結果を出している人と比較してしまうからです。
路上を始めて間もない頃、すぐ隣でアイドルが路上ライブを始め、速攻で30人ぐらい集まりだしたときは、さすがに辛かった。。(もちろん僕はゼロ)
他人との比較の行く末には、モチベーションの低下しかありません。
そして比較するなら、過去の自分と比較する。
「今の状況、1年前なら想像もできなかったなぁ」とか
「3ヶ月前の自分なら、ここで絶対諦めてたなぁ」など、
継続は成長を伴うので、過去の自分との比較であれば、モチベーションは低下せず、むしろ上昇します。
僕の場合は、「今日は路上に立つことができた!」「今日は246円もお金をもらえた!」とか、過去の自分と比較して、自分の小さな成長を楽しむように心がけました。
ヒドいときは「昨日はやる気が起きなくて、家出れなかったけど、今日は路上をやりに家を出れた!(やってはいない)」です。
こんな時期があっても良いんじゃないかと思います。
どんなに小さくても、自分の成長を楽しみましょう。
【③逃げ道を用意し、自分を褒めまくる】
それでもやはり、完全にめげそうになるときもある。
僕はエンタメをやってるので、ヒトを「楽しませる」ことが仕事です。
当然「楽しませられない」ことも多々ありました。
面と向かって、「つまらない」「ダメだ」とマイナスな意見を言われるのは、やっぱりかなり凹みます。
そんなときに、精神的なダメージを少しでも減らすために、自分に言い訳を用意していました。
「一人芝居なんかやってる人少ない。面白い一人芝居ができる人なんて、ほぼ見たことない。そりゃ駆け出しの俺が最初からうまくいくわけない」
いま思い出してみると、始めたての頃は、毎日のようにこの言い訳を心の中で唱えてました。
そして同時に、
「そんな難しいことにチャレンジしている俺、エライ」
と、必死に自分で自分を褒めてました。
最初のほうは、褒めてくれる人も多くないので、ちゃんと自分で自分を褒めてあげる。
自分で自分を褒めるだけじゃ満たされないときは、自分のことを応援してくれている人に褒めてもらう。
めっちゃ彼女に褒めてもらってました。
これ大事です。
【④モチベーションを理由に動かない】
強い理想があっても、そして続けて行った先に理想の自分があっても、やはりやる気が起きない日はあります。
むしろ、やる気がみなぎっている日のほうが少ない。
毎日路上をやってますが、ほぼ毎日「今日はやる気が起きないな」と思ってます。
でもそれって、当然のことですよね。
やっぱり続けていても、良いことばかり起こるわけではないし、どうしても一歩踏み出せない日もある。
だから僕は「モチベーションを信じない」ようにしました。
やる気が起きない日でも、よくよく考えると、やっぱり自分の「理想」は揺るぎない。
ただ感情は"いまこの瞬間のもの"が最も強いので、現在の感情に心が支配されているだけです。
瞬間的には現在の感情は強いけど、そのやる気起きない期間が過ぎると
「やっぱやっておけばよかったな」と後悔するように、長期的には理想への憧れのほうが勝ちます。
モチベーションに支配され、やらない→後悔する
という流れを繰り返しすぎて飽きてきたので、モチベーションを信じないことにしました。
すると、モチベーションというものは、
やり始めると勝手に湧いてくるものだということも分かってきました。
路上やる前はやる気なかったけど、いざ始めて芝居を喜んでもらえると、モチベーションが上がってくる。
だからおそらく、モチベーションというものは「やる気があるから行動する」という、行動のキッカケにするものではなく「やっていたら、勝手に起こってくる」ような、行動の結果として生まれるものなのではないでしょうか。
僕はモチベーションを理由に動くのをやめてから、メンタルが安定し、継続が簡単になりました。
【おわりに】
色々書いてきましたが、一言でいうならば、
「継続に最も大事なのは気分」です。
気分が高揚してるときに、辞めてしまったり、立ち止まってしまうことはないでしょう。
継続の停滞は、必ず気分の停滞とともにやってきます。
モチベーションを行動のキッカケにせず、とりあえず動き出してしまう。
そして動き出したら、気分を沈ませないために、理想を意識し、他人と比較せず、自分の小さな成長を楽しみ、自分を褒めてあげる。
自分を盛り上げて、気分を高くすることより、必要以上に沈ませないことのほうが簡単です。
これからも気分を大切にし、継続を第一に考え、もっと人生を変えていきたいと思います。
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