俺は路上で生きていく

路上での一人芝居のみで生計を立てる路上役者のブログ

負の連鎖を抜け出す方法

 

「メンタル強いっすね〜」

 

路上に立っていると、よく言われます。

僕は、自分のメンタルが強いと思ったことはありません。

 

たぶん、ただ慣れただけです。

 

雲が多い空の絵とタイトル

 

〜目次〜

 

 

【メンタルの強さの正体】

 

僕も、ずっと何となく「メンタル強くなりてえな」と思ってましたが、強いメンタルって一体何なんでしょうか。

 

僕は最近、メンタルの強さは信念の強さなのかなと思うようになりました。

 

辛いときでも、いかに自分を信じられるか。

 

調子のいいときは、誰でも自分を信じられます。

だから、調子のいいときにメンタルの強さは問われない。

 

でも当然、人生は良いことばかりではありません。

悪いことが続くときもある。

 

そんなときに自分を信じられるかどうかというのが、メンタルの強さなんじゃないかなと思います。

 

 

【根拠のない自信は、根拠のある不安に負ける】

 

根拠のない自信ってとても重要だと思います。

僕も、舞台役者として絶対売れるという根拠のない自信があります。


でも、根拠のない自信は、短期的には根拠のある不安に負けてしまうんですよね。

 

悪いことが続く時期は、その悪いことが根拠になって不安が募る。

 

僕で言えば、

 

「昨日、ひとり芝居が全くウケなかった」

「前回のこの場所、2時間半で0組だった」

「ここ数日、まるでいいことがない」

 

こういうネガティブな事実は、不安の根拠となって、

「また悪いことが起きるんじゃないだろうか」という負の連鎖を呼びます。

ボールをキャッチミスするアメフト選手

 

ちょうど僕は、いまそんな感じのネガティブ期で、12月に入ってから、例年の半分ほどの稼ぎしかなく、このままじゃ確実に生活できないほどです。

 

おとといは、3時間で4組にしか見てもらえず、お金も600円。

1時間で5組見てもらえる日もあれば、5分で1000円入る日もあるのに。

 

こんな時期は、その悪いことが根拠になって、

「3時間やってこんなにダメなんだから、今日もダメだー」

と、負の連鎖に入ります。

 

この負の連鎖が起きてしまったときが、メンタルの強さが最も求められるときです。

 

 

【メンタルの強さ、ただの慣れ説】

 

以前だったら、完全に諦めて眉毛を八の字にしながら帰っていたでしょうが、最近は辛いながらも粘れるようになりました。

 

その理由は「メンタルが強くなったから」と言えば、まぁそうなんでしょう。

 

しかし、もっと具体的に言えば、「厳しい状況だからといって、やめても何も変わらない」ということと、単純に慣れてきて「やってれば、なんか起きる」ということを体験してきたからだと思います。

 

 

【新人とベテランの違い】

 

少し話は変わりますが、先日、レストランで新人さんに接客を受けました。

 

新人さんって、みんな例外なく新人オーラが全身から出ていますよね。

 

ソフトクリームを落としてしまい、女性怒られる

 

後ろにベテランさんがサポートで付いていましたが、新人とベテランの違いって、たぶん悪いことに対する捉え方なんじゃないかなと思ったんです。

 

新人のときって、誰しも「ミスしたらどうしよう」的な漠然とした不安があります。

 

でも、月日は流れ、ベテランになってくると、そんな不安はどっかに消え去ります。

ミスしたときとか、迷惑かけちゃったこととか、そんな通過儀礼を一通り経験して、「何か起きても、まぁなんとかなる」と思えているからです。

 

結局、新人とベテランを分けるのは、転んだときの立ち上がり方を知っているかどうかだけなんじゃないかと思うのです。

 

そして、それは覚えていくもので、最初から身についているものではないので、新人さんは例外なく新人感を身にまとっています。

 

しかし、そんな新人さんも、時が経てばみんな例外なくベテランになります。

 

 

【結局、やるかやらないか】

 

だから、「メンタル強いっすね」に隠されたものって、結局やるかやらないか。

もっと言えば、やり続けるか、途中でやめてしまうかだけなんじゃないかと思うのです。

 

「お兄さん、メンタル強いっすね!僕には絶対無理です!」

 

と言っている人は、やりもしないし、やりもしなければやり続けることも当然しないので、「メンタルが強く」なることはありません。

 

そこに隠れているのは、メンタルの強さだけではなく、やるかやらないかだけなのに。

 

結局、難しいことに挑戦したり、人目を気にせず、やりたいことをやれる人というのは、別にメンタルが強いわけじゃない。

 

ただそこに「こうなりたいから」「これをすれば、こうなれると信じているから」という信念があり、その信念が強いから「やるかやらないか」でやるを選択し、「やり続けるかやめるか」でやり続けるを選択する。

 

「メンタル強い」の一言で片付けるのは簡単だけど、そこには必ずその人なりの「信念」がある。

 

「メンタルが強いですね」と言われるような粘り強さは、信念が強くて、やり続けていけば、結局誰でも身につくものだと思うんです。

 

 

【負の連鎖を抜け出す方法】

 

辛いときは必ず来る。

まとまって悪いことばかりが起きるときもなぜかある。

「ダメだダメだ…」と負の連鎖に陥ってしまうときもある。

 

そんなとき根拠のない自信は、根拠のある不安に負けそうになる。

 

でも結局、根拠のある不安は、我慢して我慢して、良いこと起こして、根拠のある自信に変えていくしかない。


負の連鎖を抜け出す方法は、根気強く粘る。

そして、頑張る。

 

こんな長々と書いてきた結果に全くふさわしくないぐらい、驚くほどシンプルな根性論しか答えはないと思う。

 

でも、いつか必ず光は見える。

 

分かんないけど。

でも、そう信じないとやってられない。

 

僕も、この後良いことが起きるかわからないけど、良いことが起きると信じて、頑張っていきますよ。

 

そんな感じで、しつこく頑張っていきましょう。 

 

起業家が成功する秘訣は?の問いに「しつこさ」と答える堀江貴文

 

 

 

 

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