人間、いつだって悩みというものは消えないですよね。
僕は、小学校の頃、とにもかくにもピーマンよりも、図工が嫌いでした。
「早くお父さんみたいにサラリーマンになりたい。サラリーマンになったら、図工をやらなくて済むのに」
と、毎週木曜(図工がある日)になると、必ず考えていました。
大人になると、
「子どもはいいよなぁ。悩みなんかなくってさッ」
と、ジャングルジムでキャッキャと遊ぶ子どもを見て言ったりするもんですが、子どもは子どもで図工が嫌だったりで、深く悩んでるんですよね。
僕は、中学の頃は「モテたい」って悩んでたし、
高校の頃は「モテたい」って悩んでました。
そして誰だって、幼稚園の頃は
「棒体操で『オブラディ・オブラダ』を踊りたくない」
という悩みを抱えた経験があるはずです。
いつだって、悩みというものは消えないのです。
今だって、僕は「売れない」「ウケない」「稼げない」という、役者として負の三拍子が揃っちゃってますが、最近悩むのを止めました。
つまんないし、飽きたからです。
そして、悩みはタバコみたいなもので、百害あって一利なしと思ったからです。
〜ザックリ見出し〜
【悩みは解決につながらない】
悩むことって、本当にムダですよね。
んなこと分かってるけど、悩んじゃうんですけどね。
でも、悩んでも何も解決しないと分かってるのに、悩んでしまうという現状は、マズイ。非常にマズイ。
クセになっちゃってる。
だったら、そのクセは治したほうがいい。
僕のようなネガティブ人間って、隙があると、悩んじゃいますからね。
だって、悩みを解決するのは、いつだって「行動」で、悩むこと自体が解決に導いてくれることなんて無いんだから。
【悩みは問題をより深刻にする】
もっとヤッカイな問題として、悩みって問題を解決しないどころか、より深刻にするんですよね。
僕の場合、路上で
「あぁ…全くウケない…どうしよう…」という悩みはほとんどの場合、
「あぁ…今日も昨日みたいにウケないかもしれない…」と、絶望的にやる気を奪っていきます。
そして、やる気のなさは、見ている人に伝わるので、さらにウケなくなる。
まさに負の連鎖。
結果が出ない→悩む→落ち込む→やる気なくなる→さらに結果が出ない。以下同文です。
【悩みは問題そのものよりも、考え方に原因がある】
悩みって、問題そのものよりも、考え方に原因があることが多くないですか?
誰にでも共通の悩みだったであろう図工の問題で言えば、
「図工が嫌だ」という問題そのものは「図工の授業を受けなければいけない」という思い込みに原因がある。
「ウケない」という問題で言えば、
「ウケない」という問題そのものより「ウケを取らなければいけない」という思い込みに原因がある。
本当に図工が死ぬほどイヤで、
「図工が嫌だから、行かなくていいや」というゆたぼん的な選択肢が僕に浮かんでいれば、悩みなんてどうってことない問題だったんすよね。
【考え方を変えれば、悩みはサヨナラ】
悩みの元は、「こうしなければいけない」という思い込みにあります。
「稼げない」という悩みは、「稼がなきゃいけない」という思い込み、もっと言えば「稼がなきゃ幸せになれない」という思い込みに原因がある。
悩みというのは、現状届いていない目標があるからこそ抱くもので、
「今のままでサイコーand幸せ」という人には縁が無いものです。
つまり、悩みがあるということは、不幸であるということでもあるんですよね。
でも、よくよく考えてみたら…どうでしょう?
あなたは今、不幸ですか?
「自分は今、”不幸”なのか?」
と考えたときに、いやいやそうでもないぞと、大部分の人が思うはずです。
人間なんて、寝る家があり、着る服があり、腹を満たす食べ物がありゃ、基本オールOKですから。
衣食住に困っている人が少ないJAPANという国で、
悩みというものは「余裕があるからこそ、抱ける問題」がほとんど。
デッカい夢や高い目標に向かって、悩み苦しみ這いつくばって努力することも素晴らしい才能です。
だけど、今自分が当たり前のように持てている幸せに感謝できることも、かけがえのない才能だなと思うんですよね。
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