どうも!路上役者亮佑です!
昨日初めて書いた、僕の路上芝居での出来事を綴る『路上戦闘記』
さすがに毎日書くのは無理かなーなんて思ってましたが、昨日もなかなか面白い出来事があったんですよ!
〜目次〜
①即興おじちゃんから出された超難題
この日もいつも通りビビる僕。
目的地に到着してから、実際に路上芝居を始めるのに20分かかりました。(大体いつも20分はかかる)
ようやく僕の精神が「よしやるぞ」状態に到達し、準備をしているところ、「お久しぶりです」と、声をかけられました。
その方はいつも通りがかると見てくれる、60代ぐらいの男性。
僕がいつも用意している「今日のメニュー」には目もくれず、その場でお題をくれ、即興でのお芝居をリクエストしてくれる方です。
ちなみに前回のお題は『ライブハウスで音楽に酔いしれる客』でした。
男性「じゃあ今日は、『一度離婚した妻に復縁を申し込むも断られる男』これでいきましょうか」
一気にレベルアップした印象だ。
前回は「音楽に酔う」の1つだけだった条件が、「一度離婚している」「復縁を申し込む」「断られる」一気に3つだ。
ディグダからダグトリオへの進化を初めて見たときの気持ちを思い出す。
「なぜ一気に3なんだ?2はないのか?」
しかしそんな余計なことを考えている暇はない。
おじさんはディグダのような可愛い顔をして、待ってくれている。
僕は自分の今の力をすべて尽くして、戦った。
終了後。
おじさんの感想
「カッコ良すぎるね。男というのはもっと弱いものなんだ。もっと弱さをさらけ出してほしかった。まあ今日は勉強ということで」
完敗だった。
思えば、僕の一番のお気に入りポケモンは「サンダース」
電気タイプのサンダースの攻撃は、地面タイプのダグトリオには”効果がない”。
2番目に好きだったカメックスを育てておこう。
次の対戦では、効果バツグンの攻撃を繰り出してみせるぜ。
②前代未聞!”承知の上で”社会の窓を開けている青年
次に止まってくれたのは、近くの演劇学校でお芝居を勉強中という2人組。
そのうちの1人である、ユウヘイさんが強烈すぎた。
「どうも、はじめまして!路上役者亮佑です!」と頭を下げた瞬間気付いた。
チャックが全開だ。
一瞬迷ったが欲望を抑えきれず、「まずお兄さん!めっちゃチャック開いてますよ!」と言ってしまう。
「あ!すいません…(照)」
的な言葉が返ってくると思っていたが、急展開。
お兄さんの返事は、
「はい。そうなんですよ」
そうなんですよ?!?!?!
なぜ肯定?
この人は露出狂なのか?
聞いたところによると、「チャックが壊れてるんだけど、ジーンズがこれしかないから履いてきた」らしい。
29年間生きてきて、チャックを閉められないと分かっていながら、そのズボンを履いている人に初めて出会った。
僕は、ケツに穴が空いていて若干パンツが見えてしまうジーンズを3ヶ月くらい履いていたけど、この人には一生敵わないと思った。
(せっかくなので写真を撮らせてもらった。右がユウヘイさん)
僕の芝居自体は楽しんでくれてよかった。
舞台志望らしいので、いつかまた仕事で会えたらいいな。
③路上役者亮佑、めげる、悲しむ、涙雨
その衝撃の出会いの後、ポンポンと2組に見てもらいますが、後が続かない。
ていうか、人がいない。
火曜日の下北沢ってこんなだっけ?と思うほど人がいない。
(↓0時半の下北沢)
(↓その時の僕)
まあでも、もっと人がいない朝5時から路上やった時は3組に見てもらえたので、やってれば誰か見てくれるっしょと、とりあえず続ける。
が、見てくれない。
30分経って、女に「結構です」と、めっちゃ無愛想に言われてキレそうになる。
とともに、めげる。
「誰も見てくれない…」
こういう時は休憩だ。
20分の休憩後、「誰か見てくれるはず」とやり続けること1時間。
誰も見てくれなかった。
結局、後半の1時間半は0組。
悲しかった。
場所が悪いのか、寒さが悪いのか、時期が悪いのか、やり方が悪いのか…
さらに雨も降り出した。
20時に天気予報見た時は、「降るのは朝4時頃から」と言っていたじゃないか…
散々だ…
僕の頭の中でGReeeeNの『涙空』が流れる。
今日はその『涙空』の歌詞の一節を持って、お別れといたしましょう。
「誰しも涙の数だけ素敵になれるはずだから」
では、また!
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