俺は路上で生きていく

路上での一人芝居のみで生計を立てる路上役者のブログ

ポンコツは無敵の考え方

 

どうも!路上役者亮佑です!

 

最近、あるものを捨てたら、めちゃくちゃ人生が楽しくなってきました。

 

それは”プライド”です。

 

プライドを捨てたことにより、

失敗を恐れる気持ちが減り、細かいことを気にしなくなったので、

人生がかなり生きやすくなってきたのです。

 

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【プライドが高いのことの一番の欠点】

 

僕はずっとプライドを守る生き方をしてきました。

 

他人の意見なんか聞かずに、批判は全部シカトしろ!と、熱弁している記事があるくらいです。

駆け出し期の乗り越え方〜継続の秘訣〜 - 俺は路上で生きていく

 

だけど、その生き方に後悔はしていないし、間違っていたとも思ってません。

ただ、そういう生き方しかできなかった。

 

けなされること、見下されることが苦痛で仕方なかった。

だから、前に進むためにはその苦痛を避けられる道を選ぶしかなかった。

 

でも29年間、ずっとそんな生き方をしてきたので、

最近その生き方に飽きてしまったんです。

 

 

プライドが高いことの一番の欠点は

「他人の意見を聞かない」ことです。

 

それは、「自分の意見だけを信じる」ことであり、

結果として、一人で生きていくことになります。

 

僕はその”一人で生きていく”ことに飽きてきたのです。

 

心配している人のイラスト(中年男性)

 

 

【人が恐れているものは失敗と侮辱】

 

大きな挑戦のまえに恐怖はつきものですが、

具体的に考えると、人間は何を恐れているのでしょうか?

 

それは、上手くいかなかったという失敗と、

「お前ダメだな」と思われる侮辱だと思います。


僕は路上芝居をやっていて、

「僕も路上やろうと思ったことがあるんですよ」と、よく言われます。

「凄い。こんなこと僕にはできない」とも、よく言われます。

 

では、そういうふうに言っている彼らは、なぜやらないんでしょうか?なぜできないのでしょうか?

 

それは、プライドが高いからです。

 

そう言っている僕も、最初からすんなりできたわけじゃありません。

 

じゃあ、なぜすんなりできなかったのか?

 

それは、プライドが高いために失敗を恐れていたからです。

 

「誰も見てくれなかったら…」

「見てくれても、楽しんでもらえなかったら…」

「つまんないとか否定されたら…」

 

これらは完全に、「大したことないやつだと思われたくない」という”プライド”の問題です。

 

プライドが高いからこそ、失敗や侮辱を恐れるのです。

 

ガスに包まれた厳しい悪天候の白馬大雪渓(白馬岳)

 

 

ポンコツのススメ!】

[失敗と侮辱を恐れなければ、怖いものは何もない]

 

プライドを守る生き方に飽きた僕は、

「僕はポンコツスタイル」

を人生に導入しました。

 

ポンコツスタイル導入後は、今まで突っぱねていた他人の批判を聞くようになるどころか、自ら求めにいくようになりました。

 

ポンコツスタイル導入前に、具体的に僕が毎日恐れていたものは、

「つまんない」と言われることと、

通行人の無視やからかいなどですが、ポンコツはそれを恐れません。

 

ポンコツだからです。

 

「つまんない」と言われるのは僕がポンコツだから

無視されたりからかわれたりするのは、僕がまだ一人前にはなれていない、つまりポンコツだから

 

ポンコツは、ポンコツゆえに

「僕はポンコツだから失敗したり、侮辱されたりすることもあるだろう」と、

失敗や侮辱を前提に行動できるので、それらを恐れません。

 

もともと人間が怖いものなんて、失敗と侮辱ぐらいです。

つまり、それを恐れないポンコツ怖いものがなくなるのです。

 

 

ポンコツは人生の効率化につながる]

 

自分に失望してしまう時ってありますよね。

 

「こんなにダラダラしてしまった…」と自己嫌悪に陥ってしまったり、

「アイツならもっと上手くやってたかも…」と他人と比較してしまったり。

 

しかし、ポンコツはそんなことはありません。

ポンコツはそもそも自分に期待なんかしていないので、失望することもありません。

 

たとえ自分に失望してしまう状況が起こり、

気分の落ち込みを引きずってしまうような場面でも、

「まあポンコツからしょうがねえか」と諦めることができます。

 

そして、その潔い諦めは最高の切り替えとなります

 

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ポンコツを自覚し、自分のハードルを下げることは、

気分の落ち込みを生みづらいので、モチベーションの低下が起きません。

 

以前の自分だったら自己嫌悪に陥ってしまっていた時間を、

自分の成長に使うことができる。

 

だから、ポンコツは人生の効率化につながるのです。

 

 

【まとめ】

 

以前の僕は、ビビりまくっていました。

もう2年間も路上をやっていて、ここ1年はほぼ毎日路上に立っているにもかかわらず、

ほぼ毎日ビビっていました。

 

最近、ふと思いました。

「ちなみに、俺は何にビビっているんだ…?」

 

それは、見下されることやバカにされることでした。

 

笑いながらこっちを見て、コソコソ話しながら通り過ぎるカップル。

「1分だけ見ていきませんか?」の声に「いらない!」とぶっきらぼうに返答するサラリーマン。

「一人芝居?なんだそれ!」と、バカ笑いする中高生。

 

1日の中で出会う数は少なくても、

「今日はああいう人に会うんじゃないだろうか…」と、不安でしかたなかった。

 

だから現場に着いてから、

実際に路上を始めるまで1時間かかることもあったし、

短時間で気力の限界が来て、こまめに休憩を入れることもザラでした。

 

でもいまでは、それが格段に少なくなった。

嫌なことがあっても、すぐに切り替えられるようになった。

 

「ま、ポンコツからしょうがねえか」は、魔法の合いことばです。

 

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そして、今までだったら相手が悪いと思っていたようなことも、

ポンコツだから、ポンコツの自分が悪いと思えるようになりました。

 

他人を変えることはできませんが、自分を変えることはできます。

 

ポンコツだから」という謙虚な心は、自分を変え、より成長していくための心構えにもなるのです。

 

もう僕はポンコツの虜です。

 

自分のことをポンコツと思うことによる、圧倒的な便利さから抜け出せないでしょう。

 

ポンコツポンコツなりに頑張っていこう」というポンコツ精神ほど強く、たくましいものはないのです。

 

つまり、ポンコツは無敵の考え方なのです。

 

さあ君も、今から!

自分のことをポンコツだと思い込んで、生きやすい人生を送っていきましょう!

 

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ポンコツって弱そうで、ダメそうで、本当にいい響きだ…)

 

 

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