俺は路上で生きていく

路上での一人芝居のみで生計を立てる路上役者のブログ

ヒトを楽しませる2通りの方法

 

どうも、路上役者亮佑です!

 

エンタメは、ヒトを「楽しませる・元気にする」ことが目的です。

 

ヒトを楽しませる方法って、ざっくり言うと2通りなのかなと、最近おもいました。

 

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〜目次〜

 

 

ヒトを楽しませるための2つの方法

 

ヒトが元気になったり、楽しくなったりするときって、

 

①楽しさが「プラス」されるとき

②悲しさが「マイナス」されるとき

 

このどちらかだと、思うんですよね。

 

僕らエンターテイナーの仕事は、①ですね。

 

楽しさじゃなくてもいいけど、見ている人に

「何かしらポジティブな感情をプラスすること」がエンタメの目的だと思います。

 

でも逆に、元気になるために、

「何かしらネガティブな感情をマイナスすること」が必要な人もたくさんいます。

 

 

「あ、コイツを楽しませるのは無理だな」と思う奴

 

路上をやっていて、たまに「あ、この人には何をやっても楽しんでもらえないだろうな」と思う人に、出会います。

 

一つ目のパターンは「絶望的な悲しみを抱えている人」です。

 

2年ぐらい前に、

「おととい、結婚を考えてた彼氏と別れたんです…」

と言ってきた女性がいました。

 

「友達に相談したほうがいいよ」とは言わずに、30分ぐらい話を聞きましたが、彼女に必要なのは、元気をプラスするエンタメではなく、悲しみをマイナスするカウンセリングなので、僕には無理ゲーです。

 

二つ目のパターンは、「芝居見せてよ」と言いつつも、

「俺、ぜってぇ笑わねえから」と、何と勝負しているかわからない若者です。

 

こういう場合は、得てして「じゃあ、笑った奴負けな」というパリピが付属されています。

 

彼らに必要なのは、「笑ったら負け」という偏見をマイナスすることなので、僕の手は及びません。

 

 

「自分」を楽しませる

 

エンタメは、元気を出すために何かしらのプラスが必要という場面では、大いに力を発揮しますが、マイナスが必要な場面ではあまり役に立ちません。

 

そしてこれは、他人だけではなく、自分にも当てはまります。

 

エンタメに携わっていると、ついつい「もっとヒトを楽しませるには?」だけを考えてしまうんですが、「自分がもっと楽しむためには?」という考え方も欠かせないと思うんですよね。

 

エンターテイナーとして、他人を楽しませる前に、まず「もっと自分が楽しむためには?」を考える。

 

目標や課題を「プラス」したほうが楽しくなるのか。

不安や邪念を「マイナス」したほうが楽しくなるのか。

 

ヒトを楽しませる職業だからこそ、自分を楽しませられないといけないと思うんですよね。

 

 

気分は芝居に直結する

 

自分を楽しませなきゃいけないなと強く思ったキッカケは、

気分が芝居に直結すると感じたことです。

 

楽しい気分で芝居ができているときは、自信に溢れた良い精神状態で臨めます。

 

そのときの芝居は、自分の手応えに比例して、お客さんの反応もよく、楽しんでもらえることが多いです。

 

しかし精神状態が悪いと、迷いや不安に引っ張られ、パフォーマンスが下がります。

 

不安や自信の無さは、なぜかお客さんに確実に伝わってしまいます。

 

良いパフォーマンスをするためには、良い精神状態をキープしなければいけない。

良い精神状態をキープするためには、自分を楽しませなければいけない。

 

だから、ヒトを楽しませる前に、自分を楽しませなきゃいけないなと、強く思ったのです。

 

 

まとめ

 

エンタメに携わっていると、ついヒトを楽しませることを優先しがちです。

 

でも、まず自分を楽しませることを忘れずにやっていきたい。

 

必死になって、自分も、他人も楽しませる。

 

自分の機嫌は自分でとりながら、進んでいきたいですね!

 

 

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