僕は前々回の舞台の時、657人に舞台告知のビデオレターを送りました。
1本のビデオレターを657人に送るのではなく、657本の各個人に宛てたビデオレターを別で撮って657人に送りました。
でも、前回の舞台からは、ビデオレターをやめて文章のみでの告知に切り替えました。
すると、「文章だけで『舞台来てください!』っていうのはちょっと違うんじゃない?」という意見をもらいました。
来月の11月にやる舞台も、基本は文章のみで告知しているので、この機会になぜビデオレターをやめたのか?について書いておきたいと思います!
そもそも、個人宛のビデオレターで告知しようと思ったのは、こんな感じです。
・文章だとどうしたってコピペ感が出ちゃうけど、動画だと「〇〇さん、こんにちは!」と冒頭で言うだけで個人に向けてる感じが一発で出せる。
・読むのに3分もかかる長い文章だと読むのが面倒くさいけど、自分のためだけに撮られた3分のビデオレターだったら見やすい。
・文章よりも圧倒的に気持ちが伝わりやすい。
ビデオだと、こんな感じのメリットがあったんですが、やっぱりデメリットもあります。
・めちゃくちゃ時間がかかる
・芝居にかける時間が減る
・ビデオレターの影響力にいつまでも頼ってしまう
まず、めちゃくちゃ時間がかかります。
5月の舞台、657本撮ったときは、1月の中旬から撮り始めて、最後のビデオレターを送り終えたのは4月の中旬で、全部で3ヶ月かかりました。
1人1人のことを思い出しながら、その人になぜ自分の舞台を観て欲しいのか、なぜ楽しんでもらえる自信があるのか、などを暑苦しく語りかけるので、かなり時間がかかってしまいます。
告知に時間がかかるということは、もちろん芝居にかける時間が減るということです。
5月の舞台は、約一年前に出演が決まっていたので、かなり前倒しで告知が始められましたが、毎回そうはいきません。
それに、告知に3ヶ月かかるんだったら、舞台の間隔を必ず3ヶ月以上空けなきゃいけなくなってしまいます。
そして、時間のほかに、ビデオレターをやめたもう一つの大きな理由として、ビデオレターの力にいつまでも頼っていられない、ということもあります。
たしかに、動画は、文章より気持ちを前面に出しやすく、相手に伝えやすいというメリットがあります。
僕の手応えとしても、文章より動画で送る方が、相手の反応がいいという感触はあったので、動画にすることで舞台に来てくれる人も増えたんじゃないかなと思います。
でも、「動画にすることで舞台に来てくれる人が増える」ということは、「動画だと来るけど、文章だったら行かない」という人もいるということです。
目の前の数字だけを追うなら、動画で告知し続けた方がいい。
でも、「動画だったら行くけど、文章だったら行かない」というのは、僕の芝居の実力や役者としての魅力が足りてないことを、動画という告知方法で補っているだけです。
「また個人宛の動画で告知きたし、頑張ってるから行ってやるか」ではなく、「あなたの芝居を観たいから行く」という人を増やさなければいけない。
だから、ビデオレターでの告知をやめました。
ただ、やっぱり路上とか流しでたった1回だけ会って、その後「舞台観にきてください!」というLINEを入れるだけじゃ、実際難しい部分もある。
それに、舞台にまず1回足運んでもらえばきっと伝わるという想いもあるので、「まだ一回も舞台に来たことがない方には、1発目だけビデオレター」という新ルールを今回から採用しました。
最後の最後で、結局やめないんかい!となってしまい、すみません!
僕の舞台に来たことある方には文章、来たことない方には最初だけビデオレター、この形で試してみようと思います。
舞台をやっていくには、芝居も集客も大事。
両睨みしながら頑張っていきたいと思います!
11月の舞台はこちら!
劇団ノーティーボーイズACT23
『CAFÉ de 金剛』
👇ご予約は👇
https://ticket.corich.jp/apply/182156/009/
路上役者亮佑のTwitter→路上役者亮佑 | Twitter
路上役者亮佑のFacebook→路上役者亮佑 | Facebook
路上役者亮佑のInstagram→路上役者亮佑 | Instagram