俺は路上で生きていく

路上での一人芝居のみで生計を立てる路上役者のブログ

”夢を叶えるために特別なものなんて何もいらない”ー「何もしてない」ポケモンマスターサトシに学ぶ人生哲学

どうも!皆さん、こんにちは!りょうすけこと、路上役者亮佑です!

 

いつも路上のことばかり書いてるので、

今回はちょっと寄り道です。

 

ポケモンってあるじゃないですか。

僕も小学生の時に、めちゃめちゃハマりました。

 

ポケモンって最高にクールで、

めちゃめちゃ教育的なゲームだと思うんですよね。

 

 

今日は、そんな僕がポケモンから学んだ人生において最も重要な事”

について、書きたいと思います!

 

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目次!

 

 

ポケモンに学ぶ!人生で最も重要な事】

 

僕はポケモンって、とても教育的なゲームだと思うんです。

 

なぜかというと、

人生において一番重要なことは”行動”だと教えてくれているからです。

 

 

 

♢必要な時に、必要な出会いがある

 

例えば、ポケモンの最初のシーン。

ポケモンマスターを目指す主人公サトシは、

最初、何も考えずに草むらへ飛び出します。

 

 

これは素晴らしいシーンです。

ポケット「モンスター」、つまり「怪物」がいきなり襲ってくるかもしれない危険な場所に、

彼は自ら飛び込んでいくのです。

 

 

現在、路上芝居で生計を立てている僕が、

路上芝居をやろうと思い立ってから、実際にやるまでに4ヶ月かかったのに、

彼はポケモンマスターになろうと思い立ってから、

ものの10秒ほどで最初の一歩を踏み出してしまうのです。

 

 

あなたは新しい事に挑戦すると決めた後、10秒後に動き出せますか?

仕事を辞めようと思い立った10秒後に、上司に退職を告げられますか?

 

 

後先考えず、とりあえず一歩を踏み出してしまうその勇気は、

素晴らしい以外の言葉で形容のしようがありません。

 

 

だが、これはマズい。非常にマズい。

実際、彼は弱いのです。

 

 

ご存知の通り、ゲーム全体を通して、

彼は自ら戦闘をすることは決してありません

 

積極的に自ら勝負を挑むが、実際の戦闘はすべて他人任せなのです。

 

 

しかしここで、オーキド博士の登場です。

そう、人生でも本当に必要としている時に、本当に必要な出会いがあるように、

サトシはモンスターに出会う前に、オーキド博士に救われるのです。

 

 

しかし、ここでオーキド博士が助けてくれたのも、

彼が「よし!そろそろ でかけよう!」と、自ら一歩踏み出したから。

ずっと家にいてファミコンばかりやっていたら、この出会いも絶対にありませんでした。

 

まさに、彼の行動力が生んだ、必然の出会いだったのです。

 

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(↑「よし!」の前の「・・・」がわずかながらも彼の葛藤を表している)

 

 

♢サトシの根幹にある「信念」の強さ

 

オーキド博士に連れられたサトシは、

「俺はもうジジイだ。未来あるお前に、俺のポケモンを1匹やる!俺を超えるポケモンマスターになれよ!」

と言うオーキド博士の器の大きいお言葉に甘えて、

早速ポケモンを手に入れます。

 

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しかもこのポケモンは、かなり強い

全部のポケモン、151匹を集めた後でも、

この最初に貰ったポケモン

6匹しか使えない主力(パーティー)の内の1匹として

使い続けていた人も多いのではないでしょうか。

 

つまり、オーキド博士が最初にくれるポケモンは、

全部で151匹いるポケモンでも

トップ6に入ってくるポテンシャルを持った、

いわば「ダイヤの原石」のようなポケモンなのです。

 

 

オーキド博士は、若い頃バリバリのポケモントレーナーでした。

 

そんな価値のあるポケモンをペーペーの時に、

キャリアのある大先輩から「やるよ!」と言われたら、あなたはどうしますか?

 

まだ音大に入学して間もないのに、長渕剛から

「俺はもうジジイだ。未来あるお前に、俺のギターを1本やる!俺を超える歌手になれよ!」

と言われるようなものです。

 

 

荷が重過ぎるでしょう。

受け取ったら、もう絶対「やっぱ辞めます」なんて言えないじゃないですか。

 

 

でもサトシは、お礼も言わずに受け取ります。

並外れた精神力です。

 

 

「俺は絶対にポケモンマスターになる」

という余程の強い信念があったのでしょう。

 

 

 

♢サトシは”甘え”の天才

 

サトシが自分以外の誰かに助けてもらうのは

これだけではありません。

 

前述した、戦闘において自分は何もせずポケモンを戦わせることはもちろん、

目の前に邪魔くさい木があったら「いあいぎり」で切り倒してもらうし

洞窟の暗闇で前が見えなかったら「フラッシュ」で明るくしてもらうし、

自分では泳げないので、海を渡る際は「なみのり」でポケモンの上に乗っかります。

 

 

さらに、サトシが助けてもらうのはポケモンだけではありません。

 

町を歩いている人や他のポケモントレーナーにアドバイスやアイテムを貰ったりもします。

 

 

そう。きっと彼は自覚しているのです。

「自分が何もできない人間」だということを。

 

 

彼は、自分では絶対戦わないので、フィジカル的にも強くありませんが、

メンタル的にも決して強い人間ではありません。

 

 

なぜなら、自分は「ゆけ!ピカチュウ!」のように、

ポケモンを戦わせているだけなのに、

いざ勝負に負けると、途端に「目の前が真っ暗になる」ほど落ち込むのです。

 

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もし僕がこの光景を端から見ていたら確実に思うだろう。

「え、お前?目の前真っ暗になるのポケモンじゃなくて、お前?」

と。

 

 

彼は自分では戦えない

にも関わらず負けたら気絶する、

泳げないカナヅチ

お世辞にも有能な人間とは言えません。

 

 

しかし、彼は自分にできないことは他人に助けを求める、

いわば”甘える”ことに関しては、他の追随を許さないほどの天才だったのです。

 

 

 

♢サトシが教えてくれる「本当の強さ」

 

たしかにサトシは表面上は何もしていないように見えます。

 

しかしよく考えてみると、

他人にアドバイスやアイテムを貰うために

そこら辺を歩いている見ず知らずの人に話を聞きに行くし、

場合によっては他人の家に土足で入り込むことだって一度や二度ではありません。

 

やはり、この点に関しては

並外れた精神力ではありません。

 

 

そして、そのアドバイスを参考にし、

持ち前の行動力で、すぐに実行する。

 

 

その姿勢、そして行動力は間違いなく賞賛に値するものです。

 

 

自分一人で直接戦い、独力で木を倒し暗闇を照らし、海だって泳いで渡る。

全て一人でやるのも、それはそれで強いし、凄いことです。

 

 

しかしそんな完璧な人には、

誰も手を差し伸べてはくれません

 

 

自分に出来ないことは出来ないと素直に認め、

他人に弱点を補完してもらう。

 

 

その謙虚さこそが、サトシの最大の武器なのです。

 

 

泳げないため怖いであろう海を最愛のポケモンとともに渡り、

負けた時の目の前が真っ暗になった際のトラウマがよぎる洞窟の暗闇を抜け、

レベルアップの為に草むらを歩き回るという退屈の極みを乗り越え、

最終的に彼は四天王を倒し、ポケモンマスターになります。

「ポケモン 初代 チャンピオン」の画像検索結果

 

 

 

弱点は他人に補ってもらい、

自分はひたすら歩を前に進めるだけ。

 

 

 

ポケモンマスターという

夢を叶えるために特別なものなんて何もいらない

 

 

僕には、ゲームを通して一言も喋らないサトシが、

そう言ってるような気がしてならないのです。

 

 

 

 

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