俺は路上で生きていく

路上での一人芝居のみで生計を立てる路上役者のブログ

俳優・河合亮佑(仮)の事業計画

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冒頭で俳優・河合亮佑と謳いながら、

実のところ収入の大半をバイトで賄っている、

俳優・河合亮佑(仮)です。こんにちは。

 

(仮)を取り除くための僕の施策が以下に書いてあります。

心やさしき人、お読みください!

 

僕は500人ファン(賛同者)を作りたいと思っています。

500人ファンを作ることができれば、確実に芝居だけで生活できるからです。

 

そのために、新宿や渋谷を中心に、路上でひとり芝居をしています。

 

僕が活動の中心としている小劇場(大体キャパ100席前後)は、

馴染みの薄い方も多いと思いますが、

基本的にはみんな知り合いを呼び集客をして、成り立たせている感じです。

 

僕も最近まで、恥ずかしながら、

自分のお客さんは全員僕の知り合い、もしくはその知り合いが連れて来てくれた知り合いでした。

 

でも、それを続けているだけでは、

来てくれる知り合いの人にもいつか

「コイツこれずっと続けてて、どうするつもりなんだ?」と見限られてしまうし、

自分自身の可能性も拡がっていかない。

 

それと、せっかくこんなに面白いことをやってるんだから、

単純にもっとたくさんの人に、小劇場に足を運んでほしい。

 

 

その為には、まず、知ってもらうことだ。

 

 

日本人の三分の一は首都圏に住んでる。

首都・東京の路上には可能性しかない。

 

 

こんな想いで始めたのが、路上ひとり芝居です。

 

9月から始めて、12月の舞台には3人の方が僕の舞台に来てくれました。

 

少なっ!

とお感じでしょうか(笑)

 

これから増やしていきますよ!

 

そのための改善策も考えました。

 

今までは「どーもー!!新宿駅南口をお歩きの皆様、こんばんはー!」という感じで、

マイクとスピーカーで通行人の不特定多数に話しかけるという、

まさに鋼のメンタルが必要なスタイルでやってきました。

 

しかし、ストリートで多い歌や大道芸などと違って、

途中から見ても分かりづらいという芝居の性質を考えると、

歌や大道芸と同じ形式でやっていくのは厳しいと感じていました。

 

なので、最近は「3分だけでいいので、僕の芝居見てくれませんか!」とひたすら個人に向けて話しかけ、

止まってくれた人にひとり芝居を披露するという形に変えました。

 

歌や大道芸は一度に20−30人に見てもらえますが、

芝居でそれは難しいので、1人や2人を捕まえて、

それを10回、20回と繰り返すことによって、

結果20−30人に見てもらおうという魂胆です。

 

1対1や1対2でやることによって、

観てくれた方との距離もかなり縮まります。(面白かった場合は)


もっと効率いい方法があるかもしれませんし、

こんなドブ板営業は遠回りかもしれません。

 

だけど、過去の自分のように、売れたいと思いつつも、

事務所に所属して、ただただ大きなオーディションの話が来るのを待ったり、

毎回同じように舞台の出演を繰り返すことよりも、

はるかに可能性を感じています。

 

それに、今の僕にはこれしか思い付かないので、

もっと良い方法を思いつくまでは、ただひたすら、これでいきます。

 

 

やっぱ芝居はストリートでやるのに適してないんじゃない?

 

と思うかもしれませんが、

僕は最近、むしろ芝居こそ路上でやるべきだと思ってます。

 

 

なぜなら、路上の時と舞台の時との”伸び率”が大きいと思うからです。

 

僕の一人芝居は脚本も演出も出演も僕で、クオリティの低さは正直否めません。

観た方は、うんうんと頷いてるかもしれません。笑

 

だけど、プロが書いた脚本・緻密な演出・印象を一変させる照明・雰囲気を際立たせる音響・細部までこだわった美術、そして間近で熱演する役者たち。

 

これら全ての相乗効果で、路上で一人で演じている時とは、

まったく違う河合亮佑を必ずお見せできる自信があります。

 

このストリートの時と舞台の時との”伸び率”でいえば、

ストリートで圧倒的に多い歌や大道芸などの比じゃないと思うんです。

 

路上で僕の芝居を少しでも面白いと思ってもらえたなら、

舞台では全く違うレベルで、

絶対に、満足させる自信がある。

 

僕は、面白い舞台にしかみんなを誘いません。

 

是非一度、僕の舞台を観に来てみませんか?

 

 

2017.03.02

河合亮佑