俺は路上で生きていく

路上での一人芝居のみで生計を立てる路上役者のブログ

路上役者流!絶望からの脱出法ー俺はこうして立ち上がるー

どうも!路上役者亮佑です!

 

僕は昨日、絶望のドン底にいました。

おととい(789円/2時間半)からの悪い流れを引きずったまま、路上に出るのさえも怖かった。

 

昨日「不安は最高のパートナーだ!」とかいう記事を書きながら、そんな記事を書いた本人が不安に押しつぶされる寸前でした。

 

「暗闇にたたずむ人の姿暗闇にたたずむ人の姿」[モデル:河村友歌]のフリー写真素材を拡大

 

なんとか一歩踏み出して路上に出たはいいものの、弱気の虫は収まらない。

不安ばかりが押し寄せ、積極的に声を掛けることができず、全然立ち止まってもらえない。

 

2時間やって、芝居を見てくれたのはわずか2組、投げ銭200円。

 

「あぁ、もうダメだ…」

と、何度も諦めかけました。

 

豆腐メンタル、路上役者亮佑くんの目には涙も浮かんでいました。

 

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でもその後の1時間で、3500円まで盛り返しました。

完全復活!とまではいかないにしても、ドン底から抜け出した感はあります。

 

路上芝居をやっていると、僕は頻繁にこういう絶望に陥ります。

しかし以前に比べれば、格段に早く抜け出せるようになりました。

 

なので今回は、絶望で、そして不安で仕方ない時に、僕が何を意識して、どのようにして早く抜け出せるようになったかを書いていきたいと思います!

 

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〜目次〜

 

 

 

 

【特効薬なんてない。とにかくやり続けるのみ】

 

結論から言うと、絶望から早く抜け出すのに特効薬はなく、力ずくでゴリゴリ脱出するしかありません。

 

「時間が解決してくれる」というのは、間違いなく有効な手段の一つですが、いつでもそんな呑気に待っていられるわけではない。

俺には時間にも金にもそんな余裕はない。

 

だからシンプルに”結果を出すしかない”と、腹をくくるしかありません。

現状を打破するために、やり続けるしかない。

それは停滞している時でも、僕のように沈没している時でも同じなんですよね。

 

どんなに小さくてもいい。

絶望のドン底から抜け出すためには、成功体験を積み重ねていくしかないのです。

 

 

【不振は”不信”からくる】

 

あまりに不振がくることが多いので、我ながらいい言葉を思い付いたんですが、僕は不振は”不信”からくると思っています。

 

僕には、芝居で何百人と笑顔にしてきた経験も、何十万と稼いできた実績もあります。

逆の視点から言えば、何千人と僕のために立ち止まってくれたし、何人もの人が僕の芸に価値を感じ、お金を払ってくれました。

 

自分の芸には価値があるし、価値を感じてくれる人もいる。

それはこの路上芝居をやってきて明らかなことで、疑いはありません。

 

でも、不振の時=絶望の時というのは、疑ってしまうんですよね。

 

昨日の僕もまさにそう。

「いまの俺の芸で楽しんでくれる人なんている?」

「どうせ、昨日みたいに止まってくれる人いないだろ」

と、自分の芸も他人の心も信じられなくなる。

 

確実に、不振の原因は”不信”にあるんです。

 

自分も他人も信じられなくなる。

 

でも、そう分かってから少しだけ楽になりました。

何度も不振&不信を経験し、何度もそこから抜け出す。

 

バカなの?というくらいに、同じことを繰り返して、ようやく分かりました。

 

信じるしかない。

 

原因が信じられなくなることにある以上、信じるしかないのです。

 

 

【不信を抜け出すために、他人に褒められよう】

 

でもだからといって、「よし、信じよう」と思って、自信を持てるようになって、不振から抜け出せるなら、歴史上悩んできた奴なんて一人もいないでしょう。

 

自信は、自分を信じると書きます。

だけど僕は、自分を信じさせてくれるのは、他人だと思います。

 

もちろん、自分が自分を信じてあげることも不可欠ですが、絶望の淵で戦っている時に必要なのは、手を差し伸べてくれる他人です。

 

あたなの人生において、「自信が付いた!」と思えた時って、どんな時ですか?

 

自分を信じるというと、あたかも頑張れば自分だけで完結するように感じる自信ですが、実際「自信が付いた」と思えた時って、他人に褒められた時じゃないですか?

 

だから、不信を抜け出し自信を付けるために、他人の力が不可欠なのです。

 

他人に褒められること。

それが、先ほども言った成功体験です。

 

昨日の僕がドン底から抜け出せたきっかけも、「素晴らしいですねぇ」と笑ってもらえて、1000円を貰えたことでした。

 

そこから「もうダメだ」が「いけるかもしれない」に変わり、波に乗っていくことができました。

 

やはり絶望から抜け出すのに、特効薬はない。

 

不信を抜け出し自信を得るために、他人に褒められ認められる”成功体験”を積んでいくしかないのです。

 

 

【まとめ】

 

絶望の淵にいるとき、不安に押しつぶされそうなとき、辛いですよね。

昨日まじつらかった。

 

でもやっぱり、そこから抜け出せたとき、力を貸してくれる人に出会えたときは、本当に嬉しいですよね。

昨日まじ嬉しかった。

 

昨日は3時間路上やったんですが、

最初の2時間→200円

最後の1時間→3300円

こんなに違うのかってぐらい、違うんですよね。

 

でも明らかに価値があるのは、最初の2時間

最初の2時間で諦めなかったから、最後の1時間があった。

何度も帰ろうかと思っていて、もしどこかのタイミングで本当に帰っていたら、最後の1時間はなかった。

 

(↓結果が出ていないときこそ、価値がある。の図)

  

完全復活はまだですが、不安が安心に変わる瞬間というのは、人生の醍醐味だと思うんですよね。

 

僕は毎日のように不安を感じていますが、特に「頑張った…まじでよかったぁ…!!!」と思えたときは、深夜の路上で、何度も拳を振り上げて、一人ガッツポーズをしています。

 

その瞬間が超楽しい。

でもその楽しい瞬間は、やはり不安があるからこそ味わえる。

 

きっと不安は一生消えないでしょう。

でも、不安ぐらいじゃないですかね、一生賭けて戦い続ける価値があるものは。

 

僕は今日も不安と戦い続ける。

そしてまた深夜の路上で、一人でガッツポーズできる日を楽しみに生きていこうと思います!

 

 

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